沖縄・宮古島のビーチパラソルレンタル店が通常の客には2000円で貸し出しているパラソルを、中国人観光客にだけ2万円と書いた看板を2週間ほど前から設置している。市役所には「差別だ」という批判も寄せられている。
レンタル店の店主は「長年我慢してきたんです。そのたびに追い出すのも嫌になって、あの看板を考えたんです」と、中国人観光客のマナーの悪さ腹を立てていた。他にも、貸しデッキチェアに5人で座って壊されたので、新しいものを買ってくるが、また壊されてしまうという。
「ゴミも溢れ、勝手にパラソルを使う。全部タダだと思っている。腹に据えかねていました。看板のパラソルの値段を書いた部分は破いて、2万円で貸し出すことはしないが、貸したくはないです」
プレゼンターの内野泰輔アナは「一見すると、あこぎな商売をしているように見えますが、店主としてはただ貸したくないだけなんです」と説明した。
偽造の国際免許証でレンタカー事故も多発
沖縄の中国人観光客には別のトラブルもある。国際免許証を提示する中国人観光客にレンタカーを貸すと、交通事故が絶えないのだ。中国は国際連合条約に加盟していないので、国際免許証は発行できないはず。つまり、中国人観光客が提示する国際免許証は偽造されたものが多いということだ。
ネットで調べると、大手通販サイトで偽造国際免許を購入することが可能だった。1件約2万5000円で、フィリピンやマレーシアで発行された国際免許証が売られていた。
ニュースデスクの笠井信輔がこんな指摘する。「実は、宮古島のビーチはそもそも県の管理地で、ここでは許可なく営業できないんです。パラソルレンタルも違法ということで、業者を取り締まる条例を作ってほしいという要望もあり、県も取り締りを強化したということです」
どっちもどっちということか。