羽田到着のJAL機内で騒動  被害届なしのJALの対応にスタジオから批判噴出

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   「お客さま おやめください」、「ふざけんなよ 痛い、痛い...」

   2日(2017年8月)、羽田空港に到着したばかりのJAL150便(青森発‐羽田着)機内で、60代男性が騒いだことがきっかけで騒動が起きた。乗客が閉じ込められた形になり降りるのが15分ほど遅くなったが、ケガ人はなくJALも被害届を出さなかったことから警察は男の逮捕を見送り、保護に止めた。

   ところが、スタジオのコメンテーターから「被害届を出すべきだ」とJALの対応について批判が噴出した。さて、JALの判断は後味の悪さを残す不適切なものだったのかどうか?

   2日午後9時40分ごろ、羽田空港付近で着陸態勢に入った直後、男が立ち上がり機内前方へと歩き出したことからJAL機内で騒ぎが始まった。

   たまたま番組リポーターの齋藤寿幸らスタッフが同乗し、150便が着陸したと同時に一部始終をカメラに収めた。その映像を見ると、男が機内前方で客室乗務員に詰め寄ったのだろう。乗務員が大声で「お客さま おやめください」を何度も叫ぶ声が響く。

   そのうち男は他の乗客数人に取り押さえられ床に倒されて、結束バンドで手足を固定された。この時、「結束はいいから どけ!」、「あああぁ 痛い、痛い、どきやがれ バカヤロー」と男が発した声が聞こえただけ。

   映像で見る限り、取り押さえられる前に男が大暴れした様子もなく、大声でわめき散らした声も聞こえず、むしろ女性乗務員の甲高い声が繰り返し聞こえたのが耳に残った。

搭乗前から大声、酔っていた?

   そもそもの経緯はこうだったらしい。男は、搭乗する前から空港の売店で大声を出している姿が目撃されており、酔っていたようで、飛行中に気流の関係で機体が激しく揺れことで、男が「オレはこんなに恐怖を覚えたんだぞ」と苦情を申し入れたらしい。

   さらに男が「対応が悪い」と女性乗務員に詰め寄ったことで騒ぎが大きくなったようだ。

   男は通報で駆け付けた警察官に引き渡されたが、警察では「乗客、乗務員にケガはなく、被害届けも出されていないため逮捕の予定はなく保護することにした」という。

   しかし、タレントの高木美保は「酔っぱらいが機内で、くだ巻いたということなんでしょうが、これで被害届を出さないのは疑問がある。大勢の乗客が待たされたんだから」。

   テレビ朝日解説委員の玉川徹も「JALは被害届を出すべきだと思う。急いでいる乗客もいるわけで、これでお咎めがないとなると、同じような人が出てきてもこうなるのかとなる。(JALが)社会的制裁を取るべきことをやったと思いますね」。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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