元秘書に対する暴言・暴行に日本中が仰天した豊田真由子衆院議員(42)-埼玉4区-はいぜん雲隠れしたまま。ところが女性秘書が先月(2017年7月)から地元支持者宅を回る『おわび行脚』を始め、留守宅には名刺を投函しているという。
キャスターの羽鳥慎一が「復帰に向けた第一歩?」とこの『おわび行脚』に注目した。
豊田議員が自民党に離党届を提出したあと、雲隠れしてほぼ1カ月が経過した。心身の不調で入院していると報じられたが、よほどの重体でない限り1カ月の入院は考えられない。
そんな折、女性秘書が『おわび行脚』を始めた。ある男性支持者は「私が留守だったので、メッセージが書かれた名刺が投函されていた。謝罪のご挨拶と受け止めている」と話す。
その名刺の右側に「衆議院議員 豊田真由子」と大きな文字で書かれ、真ん中に秘書の名前。右肩上の豊田議員の顔写真の下に、「おさわがせしご迷惑をおかけしております」と走り書きがあった。
問題は、『おわび行脚』の真意。復帰を目指す豊田議員の意思が働いてのことなのか?
前出の男性支持者は「もちろんそうですね。でないと私のところに来るはずはないですから」と明言する。
一方、地元志木市の有権者たちは「時間が経って騒いでいたのが落ち着いてきたから、もうそろそろ(復帰)という感じなのかな」、「秘書がやること自体そもそも間違っていることで、ご本人がやらなければ」、「自分の尻ぬぐいは自分でしてくださいと思いますね」と再び批判の声が高まっている。
秘書本人の判断でやってる
そこで番組が秘書本人に聞いてみた。「豊田議員の指示ではありません。そもそも6月中旬以降、連絡が取れないんです。挨拶回りは、ポスターのいたずらやマスコミ対応している支援者へのおわびで始めた。自分はこれしかできないと思って...」。
雲隠れしていても豊田議員には議員自身への歳費や秘書への給与など、月額400万円近くが支払われている。
浜田敬子(元AERA編集長)はこれに憤る。「最近、妊娠したある議員が『職場放棄だ』と批判されたが、こっちはスキャンダルで雲隠れしていても問題視されない。おかしいでしょう」。
週刊誌に重婚・ストーカーを暴露された不埒な中川俊直議員は、数カ月も雲隠れし出てきた。豊田議員と同様スキャンダルで離党した前自民党議員で、挙句に議員継続の記者会見。いかにケジメのない議員が多いことか呆れる。