「大雨をもたらしたのは、遠く離れた台風5号でした」と、キャスターの菊川怜がきのう1日(2017年8月)午後に神奈川県を襲った大雨について伝えた。
神奈川県上空は正午過ぎから雨雲が広がった。横須賀市では街路に水があふれて、まるで川。藤沢市ではマンホールから水が噴き出して電柱ほどの高さに達した。逗子市の住宅街も一部が水につかった。大和市ではアンダーパスに水が流れ込んだ。鎌倉駅では雨どいが雨を処理しきれず、屋根からホームに水がどっと流れた。海老名市は午後2時から3時にとくに激しく降り、1時間120ミリを記録した。横浜市と藤沢市の10万人に一時、避難勧告が出た。
台風5号の影響で、各地で大雨の可能性が高まっていた。
司会の小倉智昭「神奈川はとくにひどかったね」
気象予報士の天達武史「熱帯のような降り方でした」
湿った空気が充満、大雨に
天達予報士によると、台風5号は非常に強い勢力に成長し、今週金曜から土曜にかけて南西諸島に接近する。日曜から月曜にかけては九州、四国か東シナ海を通過する見通しという。「東シナ海を通る場合でも、(日本列島に)湿った空気が充満して、西日本から東日本に大雨の可能性があります」
局地的なフェーン現象で「40度近くなってもおかしくない」猛暑やゲリラ豪雨も考えられ、影響は広い範囲に及びそうだ。「本当に気をつけていただきたい」と、天達と小倉が声をそろえていた。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト