首相疑惑がかえって深まった「閉会中審査」 支持率急落「V型回復は難しい」

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   安倍首相の「丁寧に説明責任を果たします」で始まった2日間にわたる衆参予算委員会の閉会中審査。加計学園獣医学部新設をめぐり自らの関与を否定するあまり、首相の思惑とは逆に「加計ありき」の疑いが深まる結果に終わった。

   紛糾したのは2日目の審議で、民進党の蓮舫代表が「安倍首相はいつ加計学園の獣医学部計画を知ったのか?」の質疑に対する首相の答弁。

   安倍首相は「国家戦略特区諮問会議が正式に認めた今年1月20日まで同学園の計画を知らなかった」を繰り返した。

   しかし、6月5日の参院決算委で首相は「国家戦略特区にその申請を今治市と共に出された段階で私は承知していた」と答弁。加計学園が申請を出した2015年6月4日から認識していたと取れる答弁をしていた。

   追い詰められた安倍首相は「急な質問で混同した。お詫びしたい」と、過去の答弁を修正し、あくまで「知ったのは今年1月20日だった」と押し通した。

女性アンケートで「首相信用できない」1位

   そこで番組が25日夕、都内で安倍内閣に対する印象を200人の女性に緊急アンケートしたところ、安倍首相について「信用できない」が1位、「人柄が嫌い」が2位、「答弁が分かりにくい」が3位だった。

   この結果にメインキャスターの真矢ミキは「急に物腰が柔らかくなったけど、本筋に触れない形で2日間が過ぎたのは残念。女性はそういうところで一言一句見抜きますから」。

   また番組にゲスト主演した流通経済大学の龍崎孝教授(元TBS政治部長)は「本当のことを言う誠意が全く見られない。政治家の資質というより人間として、人柄としてどうなのかというところまで感じている人が増えてきている」という。

   毎日新聞の最新の世論調査では、安倍内閣の支持率は危険水域の30%を割り込み、26%にまで急落した。龍崎教授は「20%台になると、政策的な手だてを打ってもこれまでの例を見てV字型の回復は難しい」と見ている。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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