加計学園問題など衆院で閉会中審査始まる 安倍政権に厳しい街の声

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   加計学園問題など一連の疑惑を問う衆院予算委員会の閉会中審査が、今日(2017年7月24日)午前9時から始まった。都議選での歴史的大敗、内閣支持率の急落で、正念場に立たされた安倍首相だが、この日公表された世論調査はさらに厳しい数字となっている。

   質問のトップは自民の小野寺五典・元防衛相で、「とくダネ」は冒頭を生中継した。小野寺氏はまず、加計学園問題について、「働きかけを受けた事があるか」と聞いた。

   安倍首相は「李下に冠をたださずという言葉がある。私の友人ですから、疑念の目が向けられるのはもっともだが、これまでの答弁では、その観点が欠けていた」と反省の弁を述べた。が、「加計(孝太郎)さんとは、学生時代からの友人だが、彼が私の地位や立場を利用して、何かをしようとしたことは一度もありません。獣医学部での働きかけはなかった」と疑惑を否定した。

   小野寺氏はさらに、1)獣医学部は必要かどうか 2)加計学園でいいのか 3)手続きは公平だったか、とポイントを分けて質問に入った。

   しかし、小野寺氏は1)について、獣医は明らかに不足しているなど、本来安倍首相が答えるような内容を延々と並べた。中継は早々に切り上げられ、他のコーナーに飛び、またまとめと慌ただしい。同時進行は本来無理だ。

   質問は自民が1時間、公明が30分、以後民進の2人の議員が午前10時半から休憩を挟んで、午後1時すぎまでとなっている。注目は、加計学園と自衛隊の日報問題で、民進党は稲田朋美防衛相の更迭を求めるとみられる。

内閣支持率26%という数字も

   安倍首相が出席するということで注目だが、この日、日経と毎日が内閣支持率で首相に打撃を与えた。日経は支持39%、不支持52%、毎日は支持26%、不支持56%と一段と厳しい内容だ。

   「とくダネ」は昨日(23日)、閉会中審査で「安倍首相に聞きたいこと」を街で聞いた、声だけでなく、大きなホワイトボードに書き込みも。驚いたことに小・中学生までが書き込んでいた。世論調査の背景も見えてくるというものだ。

   「何も知らないと言ってるけど、本当は知っているんじゃないか」(女性)

   「安倍首相の口利きはあったんでしょうか」(主婦、30歳)

   「安倍さんの指示が本当にあったのか? 正直に言って」(会社員、55歳)

   「そもそも加計学園に決まっていたのでは?」(会社員、36歳女)

   「このまま強行突破で開校するつもりなのか」(教育関係、47歳女)

   「選挙では良い事を言っているのに、実行していないと思います」「(安倍さんは)本当の事は絶対言わない」(小6、11歳男)

   「日報問題で、官邸がどこまで関与したか?」(大学生、18歳男)

   「支持率30%を切って、信頼をどう取り戻すのか」(高校生、16歳男)

   いやなかなかですね、若い人も。

   国会中継に司会の小倉智昭は「小野寺さんも、自分の意見を述べてるようで......」

   夏野剛(慶應義塾大学大学院特別招聘教授)「意図的ではないが炎上してしまったケースだと思う。獣医学部問題は、官邸から見れば大きな問題ではなかった。ために対応が、何が悪いとなって、それが大炎上。内閣支持率にまで及んだと」

   小倉「憲法や何やらも含めて、安倍さんが独裁みたいに見えてしまったことではないのか。森友でも加計でも丁寧ではなかった」

   時事通信の田崎史郎氏「反省しているので、これまでとはちょっと違うかな」

   やはり、民進党の追及から本音が出てくるのだろう。つまりは明日だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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