40年以上前の不可解な契約書
中国側は、円谷プロが40年以上前の1976年にタイ人実業家に譲ったウルトラマンシリーズの海外における著作権を買ったと主張している。円谷プロはこれについても、「そのような事実は把握しておりません」と否定する。ただ、この契約書というものが実際にあって、それが本物かどうかをめぐって20年争いが続いているのだという。その結果、タイでは契約書が偽物とされて円谷プロが勝訴したが、中国では有効と判断された。
小倉「著作権は譲渡されたということですか」
笠井信輔ニュースデスク「まさにそこで、円谷プロは新規映像著作物の制作でのウルトラマンシリーズのキャラクターの翻案・改変の権利は円谷プロに帰属するとしていて、訴訟も辞さないと言っています」
小倉「譲渡があったとしても、初期作品のことでしょうね」
もし中国版の出来が良ければ、こちらのウルトラマンの方が人気者になってしまうかもしれない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト