リカちゃん人形が生まれて今年で50年だという。スタジオに初代からこれまでのリカちゃんが勢ぞろいした。司会の菊川怜が「見覚えがありますか」と聞く。それだけでも驚きだが、昨日17日(2017年7月)開かれた記念パーティーには、驚きの仕掛けがあった。
1992年に発売された「2017プレミアムリカちゃん」には、25年後のこの日の「50周年パーティー」への招待状が付いていた。この招待状を持つ人だけが参加できるというのに、なんと約950人が集まった。
出席のほとんどが女性だったが、中には父親も交じっていて、「忘れてて、机の掃除をしていたらポロンと出てきた。なんかジンときた」と、28歳の娘と一緒だった。また、人形を手にした25歳の女性は、「生まれた時に、ひいおばあちゃんが買ってくれた。同い年です」
司会の小倉智昭が「僕もリカちゃんかなり集めましたよ」と冗談を言う。
取材した山中章子は、「25年間という長い間、待っていたファンも凄いですけど、企画した会社も凄い」という。
「25年後に......あなたのリカより」と招待状に
その招待状には、「25年後の『リカちゃん50周年記念パーティー』の招待状です。気が遠くなるような時間ですが、25年かんの思い出作りを予約した気持ちで大切に保管してください。では25年後にお会いできることを楽しみに......あなたのリカより」とある。
山中「みなさん、25年間これを持ち続けていたということなんです」
スタジオのリカちゃんを見ると、最初の1967年はミニスカート。それがパンタロンにと時代を追うことができる。中に2000年にちょっと変わった衣装がある。「なんだかわかりますか?」
菊川「沖縄?」
山中「そう、沖縄サミットがあって、代表団に配られたものです」
スタジオの女性陣は「後でゆっくり......」と言ったが、50年も経てば、日本中の女性がどこかで引っかかってる。会社が続いていることは、もっとすごいことかな。