後がないトランプ「危険な賭け」北朝鮮に戦争仕掛けて起死回生
アメリカのトランプもロイター通信などの世論調査によると、支持率38%と、こちらも政権末期のような様相を呈している。議会の承認を得ないトンデモ大統領令を乱発し、そのほとんどが否定されている。年間平均250万人の雇用創出も手つかず、大規模減税も大企業や金持ちを優遇する方向へとねじ曲がり、支持者の間からも失望したという声が澎湃と沸き上がってきている。
パリ協定からの離脱は世界中から批判を浴びた。ロシアゲート疑惑の捜査を止めようとコミーFBI長官の首を切ったが、コミーが公聴会で「トランプから疑惑捜査の一部を中止するよう圧力をかけられた」と証言したことで、窮地に立たされている。
安倍とトランプの共通点は「四面楚歌」ということだ。追い詰められたバカなトップが考えることはいつの時代も同じである。トランプの頭には、起死回生策としての「北朝鮮攻撃」があることは疑いようがない。7月4日に北朝鮮が打ち上げたICBM(大陸間弾道ミサイル)は、アメリカ・アラスカが射程に入ると推測され、トランプは激怒した。9月9日に北朝鮮は建国69周年を迎え、その前に6度目の核実験をすると見られている。週刊現代はその日は8月21日ではないかと推測する。それに合わせて、トランプが北攻撃の準備を整え、場合によっては、核実験直前を狙って攻撃を仕掛ける可能性がある。
週刊文春は北朝鮮が核弾頭を搭載したICBMが、早ければ2019年にも実現するから、トランプにとって都合のいい時に北朝鮮への攻撃が始まるのではないかと推測しているが、そんな先までトランプ政権がもつだろうか。トランプのことだ、自国に被害がないうちにやってやろうと手ぐすね引いているのは間違いない。安倍ではそれを阻止することなどできはしない。今年から来年にかけて、日本を取り巻く状況は刻々と深刻になっていくのだろう。