フジテレビ凋落もむべなるかな・・・日枝院政支える傀儡会長・社長
困った奴といえば、フジテレビの日枝という人間もその一人だろう。フジテレビの業績が悪くなったため、社長を辞めさせ、自分も会長を退き、取締役相談役に退いた。これで日枝時代は終わりをつげ、新体制でどん底まで落ちたフジを回復させるために動き出すのかと思っていたら、週刊文春によると、そうではないというのである。
それは、新社長は前社長より10歳以上も年上で、この人間は、日枝の秘書室長をかつて務めていた。新会長も日枝社長時代に秘書室長を務めていたというから、何のことはない、自分の傀儡を立てて、裏で院政を敷くというのである。7月3日、フジテレビ本社22階の「フォーラム」に1000人近い社員を集めて、宮内新社長は、冒頭、日枝の功績をたたえ、これからは日枝取締役相談役を「代表」とお呼びすると高らかに宣言したというのだ。
フジに求められているのは、日枝体制で澱み切った悪習を断ち切り、もっと自由な発想で番組作りができるようにすることであるはずだ。老兵は消え、清新な才能を伸ばせるようにしなければ、フジの将来はない。私はそう思う。