「おととい10日(2017年7月)、埼玉県の各地で目撃された謎の光、その正体らしきものが判明しました」と岩本乃蒼アナが伝えた。
「何あれ? 宇宙人?」。おととい午後8時半ごろ、川越市の上空で撮影された光。ゆらゆらするような、カーブするような、落下するような。一体何なのか。約10キロ離れた桶川市でも見られた。まるで炎のように見える。「やばいね、やばいね」。このほか、上尾市、さいたま市、狭山市、吉身町でも目撃された。
国立天文台の縣秀彦准教授は「最初は『火球』と呼ばれる現象かと思いました。『火球』とは特に明るい流れ星のことです。まっすぐでなく、カーブして流れているので、どうも違うものだと思われます」と話していた。
一時は未知の空中現象かと
UFO番組プロデューサー矢迫純一さんは「飛行機でもなさそうですし、本当に未知の現象だと思いますね。よくこれを捉えましたね。一言でいうと、UAPですね。日本語でいうと、未知の空中現象、未確認空中現象っていうんですかね。つまり、UFOとは断定できないんですよね」
そこで、「スッキリ!!」のリポーター、中山美香がきのう夕方、現場へ行ってみた。桶川市街地から見えた謎の光の位置を絞って進んでいくと、荒川河川敷のある飛行場に着いた。飛行場に聞くと「お騒がせして申し訳ございません。スカイダイビングをしていました」とあっさり釈明。謎の光が目撃された時間は、スカイダイビング団体のテストが行われていたという。夜間にLEDの電飾を身にまといスカイダイビングをすると、地上からどう見えるのか、というテストだった。「今後、テストの際は広く周知されてから行いたいと思っています」ということだった。
司会の加藤浩次「結果は、スカイダイビングとは。でも、撮影した人は、あれっと、びっくりしたでしょうね。UAP(未確認空中現象)ではなかったようですね」
意外な、ひと騒がせな一夜だったようだ。