「いまネット上で話題になっているサイトがあります。みなさん、知っていますか」とリポーターの阿部祐二が投げかける。「それが『だんなデスノート』です。物騒なサイトなんですよ」
ホームページには「だんなデスノートとは、だんなへ死んでほしいという願いを書くものである。実名や所在住所を書いても効果は得られない」と注意書きがある。現在会員数1万人、1日アクセス5万件。
妻たちは、どんな思いを書き込んでいるのか。
ケース①家事・育児の不満。例えば「家事や社宅の自治会等、全部私に任せで、お前は本当に何もしないよな? 何様なんだよ!! お前はよ!!」
ケース②金銭面の不満。内容は「てめぇの借金は、てめぃの生命保険で完済しろや! バイクで出掛けて、二度と生きて帰ってくんな!」
ケース③女性問題。「会社の飲み会だと嘘をついて、女と飲みに行って、朝帰りしてんじゃねぇよ。本当に汚らわしい、社会のゴミ人間」
女性問題の不満が70%
全体をみると、女性問題が70%、金銭問題25%、家事・育児など5%だった。「だんなデスノート」に書き込む行為について街の既婚女性100人に聞くと「共感できる」が37人、「共感できない」が63人だった。では、だんなはどう思っているか。「うちの妻が書き込むことはあり得ない」と思っていたのが8割もいた。
「だんなデスノート」管理人の牧田幸一朗さんは「女性としてはアドバイスや解決策を求めてなくて、ただ、聞いてほしい、共感してほしいという気持ちですよね。そのはけ口を出してくれたら、こっちは聞いてあげるという場を作りたかった」といっている。
司会の加藤浩次「だんなの方が、(奥さんを)信じているんでしょうね。でも、悪いのはだんなです。男に結婚したら、ついてこい、という無自覚の加害者。スキンシップとか、ふだんのちょっとした優しさが必要なんだよ」