「野球を愛してます」清宮幸太郎選手の宣誓、「あの人」から 海老蔵さんもエール送る

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   「野球を愛してます」......8日(2017年7月)行われた夏の高校野球・西東京大会の開会式で、早稲田実業の清宮幸太郎選手(18)が、型破りで鮮烈な選手宣誓をした。「愛してます」は、先月(6月)亡くなった小林麻央さんが、夫の市川海老蔵さんに残した言葉。清宮選手は、これを受け止めたのだという。

   神宮球場での開会式で、早実の主将としてホームベース前へ走り出た清宮選手は、「宣誓! 私たちは野球を愛しています」と話し始めた。「野球に出会い、野球に魅せられ」と平易な言葉が続いた。

   そして「青春のすべてを懸けて戦うことができる幸せと喜びを支えてくれる全ての皆様に感謝しながら」「野球の神様に愛されるように、全力で戦うことをここに誓います」と結んだ。長い肩書きと名前まで、1分14秒、よどみない堂々たる宣誓だった。

   高校球児が「愛」を口にするなんて、と聞いてみると、小林麻央さん(34)のいまわの言葉からの着想だと明かした。海老蔵さん(39)は会見で、「(麻央さんが)息をひきとる瞬間、不思議なんですけど、『愛してると言って』」と言っていた。

   清宮選手は、「好き」より「愛してる」の方が、思いを強く表現できると思ったのだという。これを知った海老蔵さんは昨日(9日)のブログに感謝の言葉を綴った。

「朝から愛を感じました。麻央の愛していますという言葉が、清宮さんの心に残り、野球を愛しています、野球の神様に愛されるようにと、宣誓されたとか。朝から涙がこぼれ落ちました。ありがとうございます」

   そして、清宮選手にエールを送った。「青春のすべてをかけて戦うことができる、幸せと喜びを、支えてくれるすべての皆様に感謝しながら、野球の素晴らしさを伝えたいと、見習わなくてはならないことが沢山です。重ね重ね素晴らしい」

野球の神様に愛されれば勝つ

   清宮選手は「正々堂々とフェアプレーをしていれば、野球の神様も味方してくれて、愛してくれて、それが勝ちにつながるんじゃないかという、思いを込めました」と言った。

   司会の小倉智昭「宣誓って、宣誓する選手自身が考えるものなんですか」

   森本さやかアナ「今回は自分で考えたと。18歳にしてこんな立派な宣誓ができるんだなと思いますが......」

   考えたのは、5日の試験が終わってからだったが、その前に過去の宣誓などを研究したのだそうだ。

   確かにスーパースターだ。1年生の夏の甲子園でホームラン2本。高校通算で103本、最多記録まで4本と迫る。父親は、ラグビーのスーパースター、清宮克幸氏(49)。五郎丸歩選手が所属するヤマハ発動機ジュビロの監督だ。その克幸氏は常々、「言葉の持つ力を意識しなさい」と言っているのだそうだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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