企業潰すにゃ刃物はいらぬ・・・「かとく」の捜査に戦々恐々
お次は週刊現代の記事。「かとく」というのを知っているだろうか。厚生労働省東京労働局過重労働撲滅特別対策班の通称だ。電通の女性社員が過重労働を苦に自殺したが、その後に「かとく」の強制捜査が入り、電通はブラック企業と烙印が押され、企業イメージは失墜した。
「かとく」はこれまでに、靴販売のABCマート、外食チェーンのフジオフードシステム、ディスカウントストアのドン・キホーテ、外食チェーンのサトレストランシステムズ、スーパーマーケットのコノミヤ、旅行会社のHISなどの強制捜査を行い、法人としてだけではなく、労務担当など現役社員も書類送検してきた。
サトレストランシステムズが運営する「和食さと」は、私の家のすぐ近くにもある。ほとんど行ったことはないが、安いが、従業員が少ないために出てくるのが遅くてイライラする。だが、通りに沿って広い駐車場があるため、タクシー運転手の利用が多い。
「かとく」が入るとイメージが落ち、人手不足に拍車がかかる、いい人材が来ないなどの不利益が生じるため、そうした不安を抱えるところは戦々恐々だそうである。企業潰すにゃ刃物はいらぬ、「かとく」が1回入りゃいいということか。