殺人自首したのに追い返された!警察官「妄想」と相手にせず―警視庁赤羽署

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   「夫を殺した」と自首してきた50代の女を警察は3回も追い返していた。埼玉・さいたま市に住む和久井絹子容疑者は6月9日(2017年)午後、JR赤羽駅前の交番に「旦那を殺しちゃった」と微笑みながらやってきた。60代の交番相談員が話を聞き、女性の様子から「妄想」と見て、「赤羽署に行ったほうがいい」と伝えた。女性は30分後に警視庁赤羽署を訪れ、再び「旦那を殺した」と話したが、対応した20代の警官も「妄想ではないか」と疑い、帰宅させてしまった。供述に一貫性がなかったためだ。

   和久井は深夜1時に再び交番を訪れ、「自分の夫を殺してしまったかもしれない」と訴えたが、このときも交番から連絡を受けた赤羽署の担当警察官が出した指示は「帰宅させてください」だった。

埼玉県警が自宅捜索したら夫の遺体

   女性は翌日に通院する病院で「夫を殺したかもしれない」と話し、驚いた職員が110番通報。埼玉県警が女性の自宅を捜索すると、夫とみられる遺体があった。遺体は死後1週間ほど経過しており、複数個所に打撲の跡があった。

   3回も自首を見逃したことについて、警視庁は「職員に対する指導・教養を徹底していく」とコメントしている。

   コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日解説委員ディレクター)「明らかに異常な人も交番には来るからねえ」

   警視庁の元刑事・吉川祐二氏「駅前交番には道を尋ねる人や酔っ払いの相談が多い」

   かりにそうだとしても、殺人の申告だったらまずは事実かどうか確認するべきだろう。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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