1頭なのに2頭駆除とウソ、報奨金の不正受給疑われた霧島市議 「写真ミス」と言い逃れる厚顔ぶり

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   害獣駆除の報奨金を不正受給していたと疑われている鹿児島県・霧島市議会議員の強引な言い逃れが顰蹙(ひんしゅく)をかっている。

   問題の人物は、厚地覺(さとる)市議(73)。『ビビット』スタッフがこの市議を直撃したが、逃げ切られてしまった。その開き直りの強引さは、どこか国会の現状に似ており気になる。

   霧島市はイノシシやシカが畑や田んぼを荒らす被害がひどく、猟友会を中心に害獣捕獲隊を結成し、年間1400万円の予算を組んで報奨金を支給してきた。

   市の規定では、イノシシやシカを駆除した場合、駆除した害獣の写真と両耳と尻尾を提出すれば、1頭当たり1万2000円の報奨金を支給する。内訳は市予算4000円、国の補助金8000円となっている。

   ところが市が調べたところ、厚木市議を含め29人がカメラの角度を変えて別の個体を捕獲したように見せかけ、1頭につき2頭分の報奨金を不正に受け取り、その金額は241万8200円にのぼっていたことが判明した。

   しかし、市の調査結果に厚地市議は「写真ミスで反省はしているが、捕獲数の水増しはしていない」と主張。このほど開かれた市議会本会議も初日と閉会日に出席しただけであとは「体調不良」で欠席してしまった。

写真ミスではすまない

   害獣捕獲隊の米満廣志隊長は「写真ミスが1枚ならまだ許せても、それを毎年10枚も20枚も持っているのでは間違いだったでは通らない」と怒る。

   そこで『ビビット』のスタッフが閉会日に待ち構え厚地市議を捕まえたが、「写真のミスで捕獲数の水増しはしていない」とする文書を手渡された挙句に、質問しても「文書を読めばわかる」と繰り返され逃げ切られてしまった。

   市の規定では、写真のほか駆除した害獣の両耳と尻尾を提出することになっており、数を合わせれば不正はできないはずなのに一体どうなっているのか。市もルーズだったのか。司会の国分太一も「あまりにもひどすぎますね~」と嘆いたが、肝心の点については番組も持触れなかった。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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