世界卓球選手権の女子シングルスで、48年ぶりの銅メダルを獲得した平野美宇選手(17)の母親の真理子さん(48)が、子育て法をまとめた「夢を育て自立を促す子育て日記~美宇は、みう」を出版した。
赤萩歩アナ「本のタイトルの『美宇は、みう』はどう決めたんですか」
真理子さん「美宇が『第二の愛ちゃん』と言われ始めたころ、『私は第二の愛ちゃんじゃない。美宇は美宇なんだ』とインタビューに答えた言葉から取ったんです」
母親が子育て本「お弁当を作ってあげたことない」
仰天するのは、自立させるための育て方だ。「私はお弁当を一切作らないんですよ。小学校に上がった時から、子どもだけで作っています。最初は怖かったですよ。ジャガイモとかリンゴとかの皮のむき方を教えました」
オムツも自分で用意させはき替えさせたというから驚きだ。教えればけっこう出来るようになるという。そうした自立子育てが奏功し、美宇はトップアスリートに成長したが、リオ五輪の代表から外れる挫折を味わった。「それまでの卓球人生の中で、一番のドン底を味わった美宇は大変だったと思うけど、家族も辛かった」という。
その挫折の中で転機が訪れる。「リオ五輪から帰って来て、家族で卓球やったんです。いつも私はビデオ係なんですが、美宇が『ママ、卓球やろうよ。一緒に打とうよ』と声をかけてくれたんです。えーって、何かすごくうれしくて涙が出ました」
そんなことがバネになり、美宇選手も練習にも熱が入り快進撃が始まった。
文
モンブラン