東京都議選はフジテレビの情勢調査によると、「どの政党に投票するか」という質問に、都民ファーストの会と自民党が2割台半ばでならび一騎打ちになっている。時事通信の田崎史郎・特別解説委員によると、選挙区ごとに見ると都民ファーストが好調で、自民は苦戦しているという。
司会の小倉智昭「でも、投票行動を決めていない人がまだ半数以上いますからね。これがどこへ行くか」
田崎「投票率が前回より10ポイント伸びそうだと言われていますが、そのへんがわからないですね」
小倉「初めて都議会選挙に投票する若い人は、豊洲問題をどうみているのでしょうか」
田崎「街頭演説で豊洲問題を語っても、有権者は足を止めてくれないそうです。むしろ、国政で問題の加計学院とか女性議員の暴言問題とかだと、足を止めて聞いてくれるといいます。都政を置き去りの空中戦」
安倍首相にお呼びかからない街頭応援
小倉「自民批判は本来、民進党にプラスのはずが、そうではないんですね」
田崎「都民ファーストと公明党で過半数を制するのは確実です。自民、共産、民進が議席を減らす」
小倉「街頭演説に安倍さんが出られないようですね」
山田俊浩(東洋経済オンライン編集長)「党首が呼ばれないという状況は、かなり厳しいですよ」
そんなところに、今度は自民党都連会長の下村博文・元文科相が、加計学園から200万円の裏献金を受けていたのではないかと週刊文春(7月6日号)が報じた。下村氏は「事実ではない」と否定し、選挙妨害だとして告訴するという。都議選は安倍一強におごる自民党にキツーイお灸となりそうだ。