29日から「階段昇降機」を導入
航空評論家の杉江弘氏は、「先進国ではまずありえない。聞いたことがない。車椅子は20年も前から急増しているのだから、それを前提に設備を備えるべき」という。バニラエアは今日(29日)から奄美空港に「階段昇降機」を導入するという。11月には新しい搭乗口ができ、直接デッキから搭乗できるようになる。
規則は各社によってかなり違う。スカイマーク、ピーチ・アビエーションでは、車椅子ごと担ぎ上げたり、手助けしたりすることができる。 JALは「同意があれば、抱きかかえるなど補助」ができる。(ANAは全ての空港でリフト車、昇降機がある)
小倉智昭「規則の問題じゃなくて、困った人がいた時、周りがどうしてやれるのかということでしょ」
車椅子の評論家、乙武洋匡氏は何度も木島さんと同じような目にあっているという。「職員はルールに従っただけで、責められるべきではない。しかし、ルールと設備は、『障害者差別解消法』に反するものだ」という。この法律では、国交省は「障害があるという理由だけで、搭乗を拒否してはならない」との方針を出している。
小倉「車椅子を降りて、腕だけで登っている姿を、黙って見ている方が怖いな。どうして手を貸してあげられなかったかと、誰でも思うでしょう」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト