「危険性と対策を見ていきたい」と司会の羽鳥慎一が切りだしたのは、自覚しないうちに睡眠不足が借金のように重なっていく睡眠負債の問題だ。なかなか眠れない、夜中に目覚めるといった状態が毎日つづくと、やがて病気につながるという。日本は寝不足大国なのだそうだ。
日本人の平均睡眠時間は男性6時間24分、女性6時間18分(2015年、国の調べ)で、5人に1人が睡眠不足というデータが報告されている。早稲田大学の枝川義邦教授は「5時間以下だと危険」で、しかも深い眠りと浅い眠りを繰り返す良質な睡眠が必要だと解説した。理想の睡眠は7時間という。
宇賀なつみアナ「平均と1時間と変わらないのに」
羽鳥「でも、ダメなんです。だから睡眠負債は恐ろしい」
睡眠負債は、がんの免疫細胞の働きを低下させ、認知症の原因物質が排出されにくくなる可能性がある。さまざまな病気にかかりやすい状態を睡眠不足がつくると、枝川教授は指摘する。
寝だめはダメ
その対策を羽鳥がボードを使って伝えた。誰でも考える寝だめは生活のリズムが崩れるので、お勧めではないらしい。就寝前にスマホを見るのも、ブルーライトで睡眠が抑制されるからNGだとか。理想は毎日1時間早く寝ることだそうだ。目覚めた時に窓際で15秒程度の日光浴も、生活リズムをリセットして効果的という。
羽鳥「睡眠負債という言葉を覚えて、快適な眠りを心がけてほしいですね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト