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由伸巨人ボロボロの元凶・渡辺恒雄!いまさら江川起用なんて15年遅い

   安倍自民党よりダメなものなどほかにないと思っていたが、それをしのぐかも知れないのは、球団史上のワースト記録を42年ぶりに塗り替えた高橋由伸・巨人軍であろう。

   週刊ポストによると、巨人が弱くなり始めたきっかけはいわゆる「清武の乱」からだそうだ。社会部記者で巨人の球団代表になった清武英利GMは、FAなどで他球団から大物を引っ張ってくるのをやめ、球団改革として「育成選手制度」を推進した。阪神元球団社長の野崎勝義は、巨人が豊富な資金を使って有望な人材をヘッドハンティングして、若手の育成を始めたら勝ち目がないと思ったと語っている。

   実際、07年から09年に巨人は3連覇を達成している。しかし、11年に留任が決まっていた岡崎ヘッドコーチの降格と、江川卓のヘッドコーチ招聘案が急浮上し、これに対して清武が「渡辺恒雄の鶴の一声による不当な介入」だと暴露して記者会見を開いたため、渡辺側も猛反撃。結局、清武は解任されてしまう。以来、清武路線はタブーになり、目に見えるように弱体化していくのだ。

   私は、それに加えて、伝統的に巨人は外人選手を見る目がまったくない。トマソンという外人がいた。ただむやみやたらと振り回すだけだから、いらないものの代名詞としてトマソンという言葉が流行したものだった。今の巨人にいる外人も惨憺たるものである。

   では、高橋を替えて誰を監督に持ってくるのか。江川の名が挙がっているようだが、もう15年遅い。氏家日本テレビ会長は江川を監督にしたかった。私はよくその話を聞いているが、ネックは江川の抱えている莫大な借金であった。

   氏家会長は、桑田の借金を巨人が丸抱えしたものだから、江川の借金まで手が回らない、そういって残念がった。

   その当時なら、借金を肩代わりしても江川監督というのはありだったかもしれないが、今は単なる野球通のオヤジである。かつて私は由緒正しい巨人ファンだったが、今の巨人には明日が見えない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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