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「不良警察官」神奈川県警ばかりになぜ続く?スカート盗撮や積立金着服

   ダメということでは警察組織も綻びが目に付く。 このところ警察官のわいせつ事件が多いようだが、週刊現代によると、6月11日に神奈川県警青葉警察署の40代の男性巡査が、20代女性のスカートの中を盗撮して現行犯逮捕されたそうだ。

   4月28日にはやはり神奈川県警南警察署の20代女性巡査が、署内の積立金を着服して停職処分になっている。私の知る限りでも、昔から神奈川県警は不祥事の多いと思う。週刊現代によると、上司から部下への圧力が強い警察ではストレスがたまるというが、ストレスを発散するために痴漢や強制わいせつをしていいということにはならない。

   そのほかでも、20代の女性警官が交番内でコトにおよんでいた。交番に相談に来た10代の女性に手を出した。30代の警部補が電車内で女子中学生の体を触った。やはり30代の巡査部長が駅の構内で面識のない女性の体を触った。20代の巡査長がインターネットで知り合った女子高生をホテルに連れ込んだなど、枚挙にいとまがない。

   元北海道警察釧路方面本部長だった原田宏二は、2016年に懲戒処分を受けた警察官は266人いるが、そのうちセクハラや性犯罪などの「異性関係」で処分を受けたのは94人もいると語っている。これからは、警官を見たら痴漢と思えということになるのか。共謀法でなおさら監視がしやすくなり、それをよからぬことに使う警察官が多発することになると思う。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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