「この女凶暴につき」と元秘書が告発 豊田真由子衆院議員が罵声あびせ暴力

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   「このハゲー 違うだろう バカかお前は!死ね!生きている価値ないだろう」

   22日(2017年6月)発売の週刊新潮(6月29日号)に豊田真由子衆院議員(42)の元政策秘書(55)による告発記事が掲載された。見出しには「その女凶暴につき」とある。冒頭の「このハゲー...」は、その豊田議員による元秘書に向けて発した凶暴な大絶叫で、ICレコーダーに録音された音声を番組が入手した。

   この音声は5月20日、元秘書が運転し豊田議員を乗せた車の中で録音された。前日に豊田議員から「鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうか。お前の娘も危害が及ぶ」と絶叫されたことから危機感を覚え録音することにしたという。

   豊田議員の大絶叫の理由は、支持者に贈ったバースデーカードの名前が間違っていたこと。支持者の家をお詫び行脚してカードを配り直さなければいけない状況で起きた。

   そして車の中の大絶叫はさらに続く。「話を聞けって言ったんだよ。(すいません、叩くのは申し訳ないですが...)、お前どれだけ私の心を叩いてる? 分かってないよ!(叩くのは、すいません)、これ以上、私の評判を下げるな!(はい)私の心を傷つけるな!」

   「お前が行け!お前が今から行ってこい!お前が全部配り終われよ、今日中に、行くんだな!(すいません明日...今日中は)、バカかお前は!」

   さらに元秘書が「ミスするつもりで仕事はしていません」と釈明したのに対し、「お前の娘が交通事故に遭った、引くつもりはなかったんですと言われたら腹立たない? お前らぐじゃぐじゃになってひき殺されてみろ。そんなつもりはありませんでしたと犯人に言われてみろ、ぶっ殺したくなるだろう。大差ないよ」

100人以上の秘書、スタッフが辞めた

   実は、豊田議員は2014年4月17日に行われた春の園遊会(赤坂御苑)でもこんな振る舞いがあった。招待状が出されたのは本人と配偶者なのに豊田議員は母親を連れてきた。受付で招待状のない母親が入場を拒否されると、「入れなさい!」と絶叫、「母は私の配偶者です」と強引に入場してしまったという。

   週刊新潮の記事では、こうした豊田議員の絶叫、暴行被害で100人以上の秘書やスタッフが辞めていったと伝えている。

   番組では、今週初めに豊田議員本人から相談を受けた事務所の元事務局長に話を聞いたところ、録音の音声は議員本人のものと認めながら「暴言・暴行の事実について本人も認めている。ものすごい働き者で毎日4時間しか寝ていないからイライラするんでしょう」という。

   しかし、それだけじゃないだろう。学校のお勉強は満点でも傲慢、狭量、偽善ありで人間性を磨く勉強はゼロ点。

   堀尾正明(前TBS「Nスタ」キャスター)は「厚労省出身で高齢介護とか児童養護とか社会的弱者に光を当てる政治活動をしていると思っていたんですけど、同一人物とは思えない。驚きましたね」。

   被害に遭ったこの元秘書は、豊田議員からの暴行で医師から顔面打撲、左背部打撲傷などと診断されており、近く警察に被害届を提出するという。

   豊田議員は千葉県出身で、桜蔭高校、東大法学部を経て厚労省に入省し、2012年の衆院選で埼玉4区(新座市)から自民党候補として出馬し初当選、現在2期目。第3次安倍改造内閣(15年10月)では、文科大臣政務官を務めている。「低姿勢で物腰の柔らかい人」と地元では受けがいいというのだが。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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