最年少のプロ棋士・藤井聡太四段(14)がきのう21日(2017年6月)、史上最多タイの28連勝を達成した。
司会の加藤浩次「これだけ話題になってプレッシャーがかかる中で勝てるのはすごいですよ」
相手の澤田真吾六段(25)は、藤井四段が敗北寸前まで追い詰められたこともある実力者。序盤から澤田六段が仕掛ける展開となった。対局中、藤井四段はハンカチを出したり、チョコを食べたり、40分間の長考も見せた。昼の勝負飯は胡麻味噌とじうどんだった。再開後には相手の側に回って盤を見る、加藤一二三九段得意の「ひふみんアイ」のシーンもあり、伸びをし、あくびをするなどの自然体で通した。
藤井四段は「中盤から反撃」(観戦した阪口悟五段)に出て、開始から6時間47分、澤田六段が99手で投了した。
ミスせず差を広げる
藤井四段が勝ち進めば対局することになる久保利明王将は「お互いにミスはほとんどなく、その中で決着した。大きなミスをせずに少しずつ差を広げていくのが藤井四段の何よりの強みです」と分析した。
記者会見した藤井四段は「本当に運がよかった。純粋にうれしい。一喜一憂せずにこれからも頑張っていきたい」と静かに話した。
加藤「天才にはプレッシャーという言葉はないんですね」
藤井四段は来週26日、現役では藤井四段と2人だけの10代プロ棋士、増田康宏四段(19)と対局する。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト