「豊洲移転、築地にも市場機能」に賛否の声 小池都知事は経費の見通し語らず

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   「賛否の声が上がっています」と、宇賀なつみアナが風邪で休んだ司会の羽鳥慎一に代わって言ったのは、東京都の築地市場移転問題で、小池百合子都知事がきのう20日(2017年6月)打ち出した「豊洲移転、築地にも市場機能」の方針についてだ。

   豊洲を新しい中央卸売市場や物流センターとし、築地にも5年後をめどに競りなどの一部機能を持たせて「食のテーマパーク」に衣替えするという新方針。市場関係者からは「バランスのとれた話で、十分評価できる」「築地で商売できるのは大きい」と歓迎の反応が出る一方で「5年後に築地に帰るのは現実的に可能かどうか」と疑問も消えない。二つの両立ともとれる構想にかかる経費の見通しを、小池知事ははっきり語らなかった。

質問は4分間だけ

   小池知事が開いた緊急記者会見も、異例な展開だった。30分のうち26分間を一方的に話し、残り4分で3つの質問しか受けつけなかった。「もうちょっとやりませんか」の声が記者から出る中を、さっさと切り上げた。情報公開を掲げる小池知事には珍しいシーンだった。会場にいた岡安弥生リポーターは「モヤモヤの残る会見でした」という。

   浜田敬子(前アエラ編集長)「方向性を出すのが一番の目的だった。中身をまだつめていない印象です。切り上げたのは、つっこまないでという意味ですね」

   小池知事は会見後の再取材に「さまざまな環境づくりが必要で、詳細は今後つめる。スケジュール感も精査して示します」と答えた。

   宇賀「気のなるのは収支です。都民は都議選まで、しっかりと見ていかないといけませんね」

   税金の投入を極力抑えることが大前提だ。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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