報道各社の世論調査の結果、支持率が揃って急落した。『安倍一強』ともいえる強引な政権運営についに待った!がかかるのか。
そこで安倍首相が繰り出す次の一手とは何か? 番組では、政治評論家の有馬晴海氏に取材し、堀尾正明(前TBS『Nスタ』のキャスター)が伝えた。
新聞報道によると、安倍首相は世論調査の支持率急落を聞いて想定内というわけか、「まあ、こんなものでしょう」と漏らし、気にも留めなかったという。
では、その世論調査。番組が取り上げた安倍内閣の支持率は、朝日41%(前回5月より-6)、毎日36%(同-10)、読売49%(同-12)と出た。有馬氏によると、50%以上だと青信号で政権安泰、50%を切ると黄信号、40%切ると赤信号、30%切ればアウトで危機的状況という。
ここで赤信号がともったのは毎日だけで、安倍首相も想定内と思ったのだろう。自民党の二階俊博幹事長などは「(内閣改造も)一つの気分転換。熟慮してお決めになるだろうし、今後回復していくだろう」と気にも留めない様子。
では、安倍政権側はどんな一手を繰りだし、挽回を図るつもりなのか? お笑い芸人の千原ジュニアは「支持率が下がると小学校に行って給食を子どもたちと一緒に食べるイメージがある」。
ただ、森友学園問題がくすぶっている現在、小学校に行くと痛い腹をさらに突かれる恐れがあり、行かないだろう。
有馬氏が示したのは、国民栄誉賞の授与と外遊、内閣改造の3点。国民栄誉賞について司会の国分太一は「浅田真央さん、宮里藍さん、藤井四段」を挙げたが、堀尾から「藤井四段はまだ14歳、タイトルもないしダメでしょ」。
目玉人事に橋本聖子参院議員と小泉進次郎衆院議員
残る外遊は7月7日~8日にG20首脳会談が控えている。また有馬氏は8月に入って内閣改造が行われ、目玉人事として橋本聖子参院議員と小泉進次郎衆院議員(農林部会長)を挙げる。
果たしてこの程度で『安倍一強』による国民の不信感が払しょくできるかどうか。堀尾は「内閣改造などの目くらましでなくて、臨時国会を開いて加計学園、森友学園、共謀罪などの問題を話し合い正攻法で国民のモヤモヤを晴らしてほしい」と訴えた。