大分県で砲弾騒ぎ!本物の砲弾を100年以上床の間に飾ったり記念碑に

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   純朴と言ったらいいのか無知というべきか、どう見ても本物の砲弾を100年以上も神社や寺、家の床の間に飾っていたところがあり、自衛隊が慌てて撤去に乗り出す騒ぎが起きている。

   撤去騒ぎが起きているのは大分県。これまで76カ所で133発の砲弾が見つかっている。多くは神社や寺の境内で、石の台座の上に飾られているものが多かったが、なかには「家宝でした」と家の床の間に飾られていたり、庭に放置されたりして子どもの遊び道具になっていたものもあったという。

   実はこの砲弾は、日露戦争の戦勝記念に軍人が持ち帰って、神社などに縁起物として奉納したものらしい。

   石の台座の上に砲弾を飾っていた別府市にある八幡朝見神社の神日出男宮司は「日露戦争の戦勝記念に持ち帰り奉納したものと聞いている、日本全国あるだろうから大分県だけの問題じゃないと思う」と話す。

爆発の可能性も

   しかし、本物の砲弾を飾りものにしていたなど聞いたことがない。元海上自衛隊海将の伊藤俊幸・金沢工業大学虎ノ門学院教授は「100年経っても信管などの気密性が保たれていれば爆発する可能性がある」という。

   司会の国分太一が「撤去することはないんですか?」と疑問を呈したが、神社や寺などの境内に飾られているものについては、自衛隊が周囲を立ち入り禁止にし、爆発の危険性があるものについて順次、撤去を進めているという。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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