川崎市の私立大師幼稚園で6日(2017年6月)に4歳女児、6日後の12日に同じクラスの4歳男児がいずれも原因不明の急病で死亡し、市は「異状死」として調査を始めた。
女児は発熱や嘔吐でいったん急性胃腸炎と診断されたが、胸の痛みを訴えて救急搬送された病院で6日午前5時ごろ死亡が確認された。男児は発熱のため12日朝から自宅で休んでいたが、午前11時ごろに痙攣を起こし、病院搬送後に亡くなった。
園長の話では、園児2人は席が近く仲がよかったという。「女の子は前日の避難訓練に参加し元気でした。男の子は夏風邪で自宅で静養すると連絡があったばかりでした」
合併症で命の危険
この幼稚園には207人が通うが、保護者の一人は「原因がわかるまで休ませます。怖いので病院で検査も受けさせる」と話す。幼稚園は13日から18日まで閉園し、職員が消毒液を使って入念に清掃している。市は感染症の可能性をあげている。
小児科が専門の柴田雄介医師は、「夏風邪は症状が軽くても、合併症を起こして命に危険が及ぶこともある」と注意を呼びかける。女児はウイルスによる心筋炎、男児は急性脳症が「症状から一番考えられる」という。
大竹真リポーター「救命率は年々上がっていますが、なかには重篤化するケースもあるそうです」
司会の加藤浩次「心配です。事前に防ぐしかないということですね」
菊地幸夫(弁護士)「不安が広がりますから、わかっている情報は公開してほしい」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト