川崎の幼稚園で園児2人が発熱後、相次ぎ死亡 ウイルス検出されず原因不明

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   川崎市内の私立幼稚園で園児2人が今月(2017年6月)に入り、相次いで亡くなった。発熱やおう吐の症状から感染症の疑いが出ているが、ウイルスなどは検出されておらず原因不明という。

   亡くなったのは、大師幼稚園に通っていた同じクラスの4歳の女児と男児。女児は4日、同園で発熱やおう吐を訴え、救急搬送された病院で急性胃腸炎と診断されたが、6日になって容体が悪化し、2時間後に死亡が確認された。

   一方、男児は12日に家で発熱を訴え幼稚園を欠席した。その後、痙攣などの症状が出て、救急搬送された病院で1時間後に死亡した。

   川崎市では2人の血液を採取し調べているが、現在のところウイルスなどは検出されてない。「感染症で症状が出ない方や、突然死もあるのでその観点から調査を進めたい」としている。

   同園の衛生管理については別の保護者は「タオルも毎日洗って持って行っているし、外で遊んだあとや食事の前には手を洗うように先生たちもちゃんとやってくれていたので、逆にビックリしている」と話す。

風邪をこじらせた疑いも

   都内にある病院の総合内科専門医は「風邪をこじらせたのではないかと思われる。風邪が原因のウイルスにせよ細菌にせよ、こじらせると髄膜炎や心筋炎、敗血症になる可能性がある」という。

   コメンテーターの和田明日香(食育インストラクター)は「亡くなっている原因がわからないというのが怖い。どの子にも起こり得るというのでは、子どもから目が離せないですね」。

   暑かったり、急激に寒くなったり天候不順から体調を壊しがち。園児200人ほどが通っている同園では現在、風邪が流行っているという。

文   モンブラン
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