「使い道を全面に押し出したふるさと納税です」「こういうのもあるんだなって――」(羽鳥慎一キャスター)
ふるさと納税の返礼品が何かと話題だ。一部の「豪華」返礼品や「ふるさと」と無関係な返礼品などへの批判もあるなか、北海道・函館市の試みが注目されているそうだ。
昨年度上回る約1200万円も
日刊スポーツ記事などをもとに「モーニングショー」が伝えるところでは、函館市は今年度(2017年度)から、青森県の大間原発建設差し止め訴訟費用に充てるためのふるさと納税を募集した。すると、9日(2017年6月)までに488件1209万6000円の納税があり、これは昨年度(2016年度)1年分の総額を上回る勢いだという。大間原発は函館市の対岸にあり、事故の際などの影響は少なくないと見られるそうだ。
「我々、税金の使い道って特定できない。だから、取られるっていう感覚になっちゃうが、自分で使い道がある種、選べる形。地方が国の行政に対して『おかしい』とやってるのを応援しようというのは、アリでしょうね」(「モーニングショー」コメンテーターでテレビ朝日ディレクターの玉川徹)
総務省では、ふるさと納税は返礼品ではなく、「使い道」や「目的」を示して集めてほしい、としているという。
似顔絵 池田マコト