一杯のかけそば(加計学園)が官邸を揺るがしている 安倍追い落としに麻生氏も動く!

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   今週は週刊現代の充実ぶりが光る。これほど読みごたえのある週刊現代は久しぶりだ。まずは「『引き裂かれた文科省』現役官僚たちの胸の内」から紹介しよう。

   文科省のベテランキャリア官僚は前川喜平・前事務次官の今回の爆弾発言の真意について、「前川さんはあくまでも、われわれは誰のために仕事をしているのか、という『筋』を純粋に通したかった。根っからそういう人なんです」と語っている。

   また前川の先輩だった寺脇研・元文科官僚は、出会い系バーへ行っていた背景を、前川は「実地調査が本当に好きなんです」と話している。

   昔から夜間中学、外国人学校、障害のある子供や不登校児が通う学校、フリースクールなどへ身銭を切って通っていたという。

   文科省の中堅キャリアは、安倍官邸が官僚の人事権を握り脅しをかけても、「たとえ堅く口をつぐんでいようと、文科省の現幹部の多くが、内心で『前川さんは立派だ』と拍手を送っていることを、官邸が把握していないはずがない」といい切る。

週刊文春アンケート調査で内閣支持率22%

   週刊文春でも文科省の現役幹部がこう話している。

   「前川さんが実名告白したことは、多くの職員が『よく言ってくれた』と受け止めています。一連の"総理のご意向"文書は誰が見ても本物。ところが、文科省は存在するはずの文書を確認できないと結論づけました。官邸の顔色を気にしたからにほかなりません。結果、守られたのは内閣府の藤原豊審議官です。これでは前川さんもあのメモを作った職員もあまりに気の毒。納得できません。(中略)文科省も最後は"総理のご意向"には抗し切れなかった。前川さんが言うように、本来公平公正であるべき行政が歪められたのです」

   週刊文春はメルマガ読者アンケートを実施し、1500通を超える回答があったという。前川の証人喚問に賛成は86%、内閣支持率は22%しかなかった。

   安倍や菅の横暴な政権運営に、さすがに自民党内から批判の声が上がってきた。中谷元・元防衛大臣がうまいことをいった。「もりとかけ問題は政府が答えを出すべきだ」と。もりとは森友学園、かけは加計学園。一杯のかけそばが安倍官邸を揺るがしている。

   週刊文春によると、中曾根康弘元首相は「自民党に骨のある奴はいないのか」と嘆いているそうだし、福田康夫元首相も「安倍政権の公文書管理はなっていない。森友の件も加計の件もそうだ。保存のために作った法律を廃棄の根拠にしている」と憤っているそうだ。

   週刊新潮によれば、麻生副総裁も、安倍を辞任させるべく動いているという。

   「麻生さんは獣医師の世界に詳しく、容易に加計学園の問題点を把握できるに違いありません。また、文教族でもあるため、手なずけた文科省の役人から安倍総理の圧力の有無についても聞き出せる。実は、そうして得た情報をもとに安倍追い落としのシナリオを練るブレーンが、夜な夜な麻生さん行きつけの六本木の高級サロンに集まっているのです」(永田町関係者)

   しかも週刊新潮によれば、加計学園の獣医学部新設の認可が、文科省から「ダメ出し」を食らう恐れがあるというのだ。それは専任教員の確保が難しく、とても加計学園側がいっている70名など集まるとは考えにくいからだ。もしそうなれば、安倍にとって相当なダメージになる。

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