「気になるニュースが入りました」と司会の羽鳥慎一が報告したのは、またテロかという速報だ。パリ・ノートルダム寺院できのう6日(2017年6月)午後、ハンマーを持った男が警察官に襲いかかった。べつの警察官が発砲し、男を拘束した。
現場の寺院周辺はパリ中心部の一つで、世界中に知られた観光地でもある。人が集まる場所で、総選挙が近いこともあって、機関銃で武装した警察官の姿も目立つ中での犯行だった。銃声で付近はパニック状態になり、寺院には一時、1000人以上が中で待機させられたという。襲われた警察官は首に軽いけがですんだ。
男はアルジェリア出身の学生
アシスタントの宇賀なつみアナが伝えたコリン内相の話によると、男はアルジェリア出身の学生で「シリアのためだ」と叫んでいたという。パリでは4月にもシャンゼリゼ通りで銃撃事件があり、警察官1人が死亡した。
羽鳥「パリから最新情報を伝えてもらいます。フランス政府はどう受けとめましたか」
パリ支局の工藤亮介記者「マクロン大統領は命がけで警備にあたった警察官らに感謝の言葉をツイッターで贈りました。再び起きた凶行に、今週末の選挙を控え、市民にショックと不安が広がっています」
浜田敬子(前アエラ編集長)「いまはイスラム教のラマダンに入っていて、テロが増えるといわれています。シリアで激化する有志連合の空爆に対抗して『立ち上がれ』みたいなアラビア語の放送も流れています。指令で動くというより、個々人がかりたてられてする単独犯行ですと防ぎようがありません」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「一人一殺の感じがします」
司会の羽鳥慎一「止めようのない、防ぎようのないテロが続いています」