栃木県・那須塩原の温泉ホテルで、「栃木のプリンス」と人気の高かった演歌歌手が5日(2017年6月)、児童買春の容疑で逮捕された。16歳の女子高生にいかがわしい行為をしたのだという。宿泊客にはファンも多く、テレビなどで話題にもなっていたというのに、一体何があった?
逮捕されたのは、宇都ノ宮晃=本名:大友勝二(44)。塩原温泉のホテル、ニュー塩原の専属歌手だった。逮捕容疑は、児童買春・ポルノ禁止法違反など。「ブルセラサイト」で知り合った16歳の女子高生に3月、渋谷のホテルで4万円を渡し、わいせつな行為をし、下着一枚を買い取った疑い。
調べに容疑を認め、「仕事のストレスを解消したかった」と言っているという。
実は「とくダネ」は3年前、若手演歌歌手ブームを担うひとりとして、取材していた。ショーには毎日約150人、月に約4000人の宿泊客を呼び込んでいた。客の多くは中高年の女性たちで、ほとんどがリピーター。「アキラ」という黄色い声もかかっていた。
おひねりで生計
しかし、給料はなし。客がかけてくれるレイ1個500円と割り箸に挟んだおひねりが収入だった。レイは、日に150人が勝ってくれれば、月に180万円になるのだと言った。ファンサービスもいいわけだ。
宇都ノ宮晃容疑者は、北海道の出身。父の夢をかなえるため歌手になり、2012年から栃木の温泉ホテルの専属に。土曜日を除く週6日、50分の歌謡ショーに出演していた。目標は、紅白出場だという。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト