韓国から金地金を密輸しようとした主婦5人が1日(2017年6月)、関税法違反などで中部空港警察署に逮捕された。愛知・岡崎市に住む石川直子容疑者(59)と日本に住む韓国籍の女性4人で、近所同士のごく普通の主婦だ。
主婦1人が韓国を訪れたときに密輸の話を持ち掛けられ、近所の主婦を誘って密輸バイトは始まった。5人は「韓国にただで行けるうえ、お金までもらえるので、ついやってしまった」と供述している。
タンクトップの内側に隠し税関通過
名古屋税関・中部空港税関支署によると、着用していたタンクトップの内側にポケットを縫い付け、金地金を隠し持っていたという。金地金は30個(合計30キロ)で約1億3000万円相当だった。
密輸をやらせていたのはプロの犯罪組織だが、韓国の空港の入国審査手続きを受けない乗り換えエリアのトイレなどで、運び役の主婦に金塊を渡していた。
運び役はネットでも募集されているという。
菊池幸夫(弁護士)「密輸組織は暴力団なのだろう」
文
モンブラン