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耳かきやり過ぎで耳が変形!週2回以上は危険

 

   これは目から鱗。週刊現代によると、60歳を過ぎたら耳かきをしてはいけないそうだ。JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科の石井正則診療部長は、「耳垢には抗炎症作用のある免疫グロブリンAが含まれ、耳の中で細菌が繁殖するのを抑える効果があるのです。なので、完全に耳垢を取り除いてしまうと、かえって細菌感染のリスクが高まってしまいます。(中略)たかが耳かき、と油断してはいけません。耳かきのやり過ぎで湿疹がひどくなって、そこにカビが生えてくることがあります。水虫のように、菌が繁殖してしまうと根治が難しいのです。悪化すると、耳介軟骨膜炎を発症するケースもあります。これは、軟骨が炎症を起こして激痛とともに耳が腫れ上がる病気で、最悪の場合、耳が変形してしまうこともあるのです」

 

   アメリカ耳鼻咽喉科頭頸部外科学会聴力委員会のダグラス・バカス会長は、「『なんとなく耳がムズムズするから』と耳かきがやめられない人が多いようですが、これは負のスパイラルに陥っている証拠です。(中略)北米で最もポピュラーな綿棒『Q-tips』の公式サイトには、『綿棒は外耳道に入れずに、耳たぶの周りを掃除するのに使ってください』と注意書きがあります。(中略)また、日本でポピュラーな竹の硬い耳かきは、綿棒よりもより外耳道を傷つけるリスクの高いもので、本来は使うべきものでは無いのです」  私も耳が痛いことがあるが、綿棒を耳に入れるなら1センチだけにしろというのだ。頻度としては月1回でも多いくらいだと思ったほうがいい。週2回以上している人は、耳かきのしすぎだそうだ。そうだったのか。

 

   週刊新潮は誤嚥性肺炎がいかに怖いかを今週もやっている。中村勘三郎、豊田泰光、周富徳、藤沢秀行はこれで命を落とした。そうならないために喉の老化を防げという。カラオケやあご持ち上げ体操など、イラスト入りで鍛え方が出ている。一つだけ紹介しよう。「パンダの宝物」と一音ずつはっきりと発声する。これを毎日やるだけで違うというのだ。 【蛇足】週刊新潮がGⅠを3週連続制覇したルメール騎手が5月だけで稼いだ賞金額は2000万円になると書いている。それにオークス、ダービーを勝ったのだからオーナーから大枚の「お礼」が出るはずだから、さらに上積みされたはずだ。今週の「安田記念」に勝てば、史上初のGⅠ4連覇。もはや日本の騎手の中では技量が二枚も三枚も上なのは、先週の最終レース目黒記念で8番人気のフェイムゲームを楽勝させたことでよくわかる。

 

   今週はイスラボニータでルメールが4連覇するのを楽しむレース。読売マイルでイスラより1キロ軽くて負け、今回は同斤58キロのエアスピネルは切る。相手はディープインパクト産駒のアンビシャス、サトノアラジン、ステファノス。グレーターロンドンは中間の調整に難があるので、パドックでよほどよくなければ切る。GOOD LUCK!

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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