中国・ロシア大喜び!「欧州攻撃されてもトランプは守るつもりなし」
世界の指導者の中からワーストを選べば、トランプと安倍晋三は5位以内に確実に入るのではないか。安倍のひどさはいまさら触れないが、パリ協定(気温上昇による被害を防ぐ国際社会の取り組み)を破棄する理由についてトランプは、「私は(製鉄や石炭で知られた)ピッツバーグで選ばれたのであって、パリではない」という理不尽としかいいようのないことで破棄した。
ニューズウィーク日本版は、トランプの初外遊はいいたい放題で危険なものだったと酷評している。トランプはNATO首脳会議で、防衛費の負担が公平に行われていないと批判した。加盟国に負担の増額を求めたのはトランプが初めてではないが、<トランプは同盟国に対し、欧州を防衛することはアメリカの国益にかなうと断言しない初めての大統領だ。(中略)さらにトランプのこうした態度は危険を招きかねないものだ。同盟国の中にはアメリカへの信頼を失い、別のところと手を結ぼうとするところが出てくるかもしれない。アメリカと敵対する国々は、軍事攻撃をしてもアメリカは手を出さないと判断しかねない>(フレッド・カプラン)
中国の習近平はトランプの失態を見て手を叩いて喜んでいることだろう。多くのアメリカ国民もこの言葉を思い出しているだろう。「バカは隣の火事より怖い」
醜態といえば、タイガー・ウッズはどうしてしまったのだろう。酒か薬のせいかわからないが、警察官に逮捕されても満足に歩けずABCもスムースに出てこないホームレスのようなタイガーの姿に、世界中のゴルフファンは目をそむけた。
ゴルフはメンタルスポーツだから、心を病むプロが少なくない。多くのゴルファーが試合前に精神安定剤を服用しているといわれる。ウッズの問題は技術的なものではない。心が壊れてしまったのではないか。もはやタイガーの雄姿をグリーン上で見ることはないように思う。寂しいことだが。