リオ五輪メダリストの水谷隼が世界卓球でなすすべもなく14歳年下の張本智和に敗れた。男子シングルス2回戦で張本は第1ゲームをとると、第2ゲーム、第3ゲームを連取。水谷は第4ゲームで意地を見せたが、第5ゲームは張本が取り返して勝って、3回戦に進んだ。張本は「今まで卓球やってきて一番うれしい」と顔を紅潮させながら話した。
水谷は「完敗ですね。きょうはサーブレシーブで彼は有利に立っていたし、自分の得意なサーブレシーブで先手を取れなかったのが一番の敗因だと思います」と語った。
すでに赫々たる実績
張本は中国出身の両親のもとで2歳から卓球を始め、全日本選手権(世代別)で7連覇。小学6年生の時、全日本選手権(一般)で小学生初の4回戦進出。昨年の世界ジュニアで史上最年少優勝を果たした。
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山本由樹(編集者)は驚くことじゃないという。「13歳という年齢に僕らはどうしてもすごいと思っちゃうんですが、関係ないですよ。多分、実力はもうナンバー1位になっているんです。この間、棋士の人に話を聞いたんですが、19連勝の藤井聡太4段は14歳ですが、棋士の間ではすでに実力ナンバー1レベルといっていました。これからは周りの人全員が、彼らを目指して戦っていくようになるのでしょう」
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト