これがゴルフ界のスーパースターといわれた男の顔なのか。無精ひげのうつろな表情がカメラを見ている。男子ゴルフのタイガー・ウッズ(41)が29日(2017年5月)午前、アメリカ・フロリダ州の自宅近くで、飲酒か薬物を使用した状態で車を運転した疑いで逮捕された。拘置所に収容されていたが、数時間後に釈放されたという。
ウッズは21歳でメジャー初制覇し通算14勝、ゴルフ界の頂点に君臨し続けてきた。だが、2009年に交通事故を起こして不倫が発覚、しかも愛人が14人もいたことが分かり、大スキャンダルに発展した。愛妻とは離婚し、その慰謝料は110億円だった。
選手として腰の故障に悩まされ、今年1月に1年5カ月ぶりにツアー復帰したが再び悪化し、4月に腰の手術をしたばかりだった。その経過は良かったと5月24日の自身のブログで「ほっとした。これほど気分がいいのは何年かぶりだ。もう一度、プロらしいゴルフをしたい。そのためにリハビリに専念する。医師となにより、ファンの皆さんに感謝したい」と心境を綴っていた。
マスターズ初優勝から20年目
ニュースデスクの笠井信輔「今年はマスターズに初めて優勝して20年目の節目のシーズンなので、とても意欲を見せていたというんですが、こんなことになってしまいました」
司会の小倉智昭「ウッズが休んでいる間に松山英樹やR・マキロイ、J・ディ、D・ジョンソンら凄い選手が出て来たので焦りもあったでしょうね」
小暮太一(経済ジャーリスト)「みんなの希望の星だったと思いますが、スポーツのなかで、実績を維持することの難しさ、維持出来ないことへの苛立ち、こうしたことが凄く強かったと思いますね」
中江有里(作家・女優)「これからどう復活していくのでしょうか」
小倉「ぼくは彼のゴルフが大好きなので、また凄いゴルフを見たいのですが」
もう一度、復活して優勝するのは難しいだろうか。