やってみようかな 土井善晴「一汁一菜」味噌汁に何でもぶっ込んであとはご飯と香の物
料理評論家の土井善晴が出した「一汁一菜でよいという提案」(グラフィック社)は私も読んだが、いい本だし売れているという。簡単にいえば、食事はご飯とみそ汁、それに香の物でいいというのである。味噌は万能で、味噌汁になんの具を入れてもおいしくなる。きゅうりやトマトはもちろん、トーストなども結構な具になるそうだ。要は味噌汁が中心で、ご飯でなくてもパンでも麺でもいい。
最近、私は「ミニマリズム」に凝っている。「断捨離」は部屋にあるものを減らし、物に対する執着心を減らすことだが、「ミニマリズム」は物を減らすことで、本当に大切なものを見つめ直すことを目的としているそうである。この年まで生きていると、手のつけようがないくらい物が増えて、片付けようと思ってもどこから始めていいかわからない。
先日、これまで取っておいたファイルをすべて捨ててみた。いつか仕事で必要になるかもと、取っておいたのだが、捨てても何の支障もない。オフィスのほとんどの机やいすも捨てようと思っている。何もないがらんとした部屋で、ポツンと一人いるというのは、すっきりするかもしれない。だが、本当に必要なものは何もなかったとわかったら、寂しいだろうな。