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お天気が原因「あの痛み」低気圧近づくと頭ズキズキ

   週刊誌がみな老人健康雑誌のごとくなっている。週刊現代、週刊ポストは読者層を団塊世代と絞り込んだからわかるが、このところ週刊文春、週刊新潮も同様である。週刊文春は「誤嚥性肺炎で死なないための10カ条」。確かに高齢者の死亡原因は肺炎が多い。それも誤嚥性肺炎にかかると3割以上が死に至るという。

   喉には空気が通る気管と食べ物が通る食道が通っている。脳からの指令で食べ物が喉を通る時、自動的に気管が閉じるようになっているらしいが、老化が進むと嚥下の動作がうまく行えなくなる。気管に入り込んだ食べ物は肺の内側などに溜まり、雑菌が無菌の肺の中で増殖する。いったん発症すると自然治癒することはなく、重症の場合は人工呼吸器による酸素吸入措置を行わなければいけない。

   週刊新潮はご丁寧に誤嚥性肺炎を予防するための「喉の筋トレ」を紹介している。「スポーツ吹き矢」というのがある。5~10メートル離れたところから的を狙うのだが、いま流行っているらしい。これなどはおもしろそうだ。外山滋比古が「老いの生理学」で、誤嚥性肺炎を避けるためには、年を取ったら食事は「犬食いがいい」といっている。普通に食べると嚥下力がなくなるから気管に入りやすいが、犬食いなら大丈夫だというのだ。私もやってみようかと思うが、まだ羞恥心が邪魔してそこまでできない。外山は93歳だからな。

   私の友人に十数年前に肺がん手術をした人間がいる。彼は今でもあすは雨が降るとわかるという。なぜなら肺が痛むのだそうだ。週刊文春によると、それを「天気痛」という。原因不明の頭痛や腰痛、肩こりが起こる人がいるそうだが、それは愛知医科大学・学際的痛みセンターの佐藤純客員教授によれば、気圧のせいだという。痛みが出る前に、体内の余分な水分を取り除く五苓散や神経の緊張を緩める抑肝散などの漢方薬が効果的なことが多いという。

   これも私の友人の話だが、彼は普通に歩いている時に転んだりする。躓いたわけでもないのに、突然。年を取っての骨折は家の中が多く、しかも寝たきりになる確率がとても高い。さらに認知症になる確率も高く、骨折してから1年後には15~20%の人が亡くなるという。

   週刊文春によれば、予防には「納豆、シラス、小松菜、ゴマ」がいいそうだ。骨粗しょう症であればなおさら骨折の可能性が高くなるから、一度調べたほうがいい。よし、今夜は「シラスと胡麻和え」で一杯やるか。酔っぱらって転ばないようにしないといけないな。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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