トランプが怯える特別検察官ムラー!圧力にひるまぬ海兵隊出身の鬼軍曹タイプ

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   前川喜平・前文部科学事務次官が記者会見し、加計学園を巡る文書を「本物」と証言した。いつでも証人喚問に応じる意向を示したことを受けて、民進党、共産党、自由党、社民党は4党国対委員長会談を開き、前川の証人喚問を与党に要求する。当然であろう。

   前川の妹・真理子は中曽根弘文元文相夫人。ひょっとすると中曾根康弘がバックにいるのかもしれない。出会い系バーによく行っているのかと質問されると、「女の子に食事をさせたりお小遣いをあげたのは貧困の女性の実態調査だった」と答えた。やや苦しいいい訳に聞こえるが、そんなことはどうでもいい。

   ここまで次官経験者が証言したのだから、心あるメディアは安倍首相を追い込み、妻・昭恵の喚問もやらせるようにしなくてはいけない。もう読売新聞や産経新聞、フジテレビには期待しない。

   ところで、アメリカのトランプ大統領も「ロシアゲート」が命取りになりそうである。ニューズウィーク日本版は「トランプ版大統領の陰謀」と題して、こう書いている。<ロシアによる米大統領選介入疑惑は選挙の公正性や大統領の正統性を、ロシアに関与したトランプ側近の辞任はホワイトハウスの権威を、そして疑惑に対するFBI捜査妨害は司法の信頼をおとしめており、民主主義国家、アメリカの威信を揺るがしている>

   さらに、一連の疑惑解明にエネルギーが割かれるため、アメリカ政治は機能不全に陥りかけている。政権人事も大半が決まらず、外交・安全保障の方向性も不透明なままだと批判する。

   トランプは怯えているという。コミーFBI長官を首にしたが、特別検察官にロバート・ムラー元FBI長官が指名されたからだ。ムラーには絶大な権限がある。トランプは彼を解任することはできない。彼は海兵隊出身で鬼軍曹タイプだが、同僚たちにいわせれば「好きか嫌いか別として、誰からも尊敬されていた」そうである。

   04年、ブッシュ政権が令状なしの通信傍受プログラムを司法長官に認めさせようと画策していた。ムラーFBI長官とコミー司法長官代理がタッグを組んで、阻止したという。日本にもムラーのような人間がいたら・・・。そう思わずにはいられない。

天皇陛下が安倍首相に投げたボール「女性宮家創設」退位審議の争点

   週刊新潮が告発している週刊文春の中吊り盗み見問題について、週刊文春で林真理子が腹を立ててこう書いている。<ワイドショーを見てごらん。この時とばかりいろいろ言っているよ。今までさんざん書かれてきた芸能人や司会者がMC席に座り、「週刊誌なんて所詮こんなもの」といった論調でニュースを伝えている。私はこのことが口惜しくてたまらない。今まで一生懸命取材して記事にしたことが、一瞬にして価値を失ってしまったではないか>

   新谷編集長は、この言葉を何と聞くのか。

   久々に明るい話題だ。秋篠宮眞子さん(25)が婚約を発表した。相手は大学時代「湘南江の島 海の王子」にもなったことのあるイケメン・小室圭さん(25)で、ICU時代に知り合い愛をはぐくんできたという。小室さんのインタビューを見たが、口は堅かったが、あの若さでメディアに怯まず堂々とした受け答えは、大したものだと思った。

   眞子さんは結婚が決まれば、約1億5000万円の一時金が支払われるという。皇族出身の眞子さんは共働きはできないそうだ。だから、若い二人の生活はかなり大変ではないかと、週刊現代が老婆心から心配しているが、いいではないか。若い二人ならどんなことをしてでも食べていける。眞子さんは、テレビで見る限り優しそうな娘さんだし、小室さんも前途がありそうな青年である。まずはおめでとう!

   週刊新潮はこの時期に結婚を発表したのは、女性宮家創設を前向きに検討してもらいたいと考えている天皇と宮内庁が、それに消極的な安倍政権に対して投げたボールだと報じている。眞子さん、佳子さん、愛子さんと次々に皇室を離脱したら、「皇位の安定的な継承」が危うくなる。いい機会だから、これについて国民投票をしてみたらどうか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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