ヘイト攻撃強まる沖縄 さまざまな考えがあることを知ろう

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観光以外の沖縄知って

   若い世代の模索も続く。国仲瞬さん(24)は修学旅行生に平和を語る活動をしている。多様な沖縄を知ってもらうために「伝える側も話し方を考えて、(沖縄の)モヤモヤした気持ちまで知ってもらうきっかけにしたいと思います」という。

   津田さんは「安全保障は国全体の問題。中国、北朝鮮が近いからと沖縄に負担を押しつけるのではなく、全国民が当事者意識を持つことが大事だ」と指摘する。まずは本土の人が沖縄に来て、観光地以外の場所にも行って話すことを呼びかける。

   鎌倉千秋アナ「県民の声をもっと反映すべきだという点では沖縄も本土も80%近い人が賛成しています」

   仲村さんは「もっと伝えていけば伝わる。本土の人も少しでも耳を傾けて」と祈るように言った。

   武田キャスターは「本土の側もわがこととして、まず真摯に沖縄と向き合って日本の安保を考える必要を感じます」と結んだ。偏見横行の常態化でそれは至難の業なのだが、そういう今だからこそ奮い立って、自由な意思表示に基づく対話を進めないと。沖縄の声を無理解におしつぶすことは、偏狭な「ヘイトナショナリズム」に流されて民主主義を放棄する危険をもはらんでいはしないか。

あっちゃん

クローズアップ現代+(2017年5月15日放送「沖縄復帰45年 深まる本土との"溝"」

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