「ツイッターに投稿された高校のバレーボールの練習風景ですが、これはひどいという声が上がっています」と司会の小倉智昭が伝える。
「行け!」「行け!」と怒号が飛び交い、ボールを打ち付ける音が響く。大阪の公立高校の体育館で撮影された動画だ。30歳の男性顧問が倒れ込んだ2年生の男子部員の顔に向けてスパイクを打ち込み、さらにボールを投げ込む。他の部員は声援を送り、励ましているように見える。
おととい14日(2017年5月)、動画がネット上に投稿されると「顔にボールとか...マジでない」といった声と「わたしもバレー部で全く同じことをやられました。でもこの練習があったから上手くなりました」と両方のコメントが寄せられた。
男子部員にはケガはなかったが、適切な指導だったのか。学校側は顧問や部員に聞き取り調査を始めているという。
小倉「時代が変わりましたから。かつての強豪校がこういうようなシゴキに近い練習をやっていたこともあったと思うんですが、今はだめなんですよね」
山中章子アナ「短い映像では判読できないところもありますが、この男性顧問は赴任して6年、教育熱心で生徒からの信頼も厚く、練習についてのクレームはなかったと言います」
小倉「直接当たらないように打っているようにも見えるんですが、何発かは顔に当たっているかもしれません」
梅津弥英子アナ「レシーブの練習でしょうか」
高体連は「虐待、体罰」と判断
全国高等学校体育連盟バレーボール専門部の原卓弘部長に聞くと「高体連の指導方針は、保護者や部員、第三者が見ても納得できるような練習をするようにと推奨しています」といい、映像を見ると「レシーブの練習メニューはありますが、映像はその範囲を逸脱しているようにみえます。虐待、体罰と思われても仕方がありません」といっている。