森友代理人・菅野完が語った「騒動の核心」教育勅語教育を礼讃した安倍夫妻
国会では、新たな籠池森友学園元理事長の証言で、安倍の妻・昭恵を喚問せよという声が日増しに強くなってきているが、安倍首相は拒否し続けている。週刊朝日で、今は籠池の代理人のようになっている著述家の菅野完が、この問題の核心は、「子供たちに教育勅語を教えている教育者を、首相が『素晴らしい』と讃える。ファーストレディの昭恵氏は、そうした教育を目の前で見た上で、名誉校長に就任した。私はこのこと自体が、一番の問題だと感じます。メディアや野党には、こうした点をもっと愚直に攻めてほしい」と語っている。
神戸学院大学法学部・上脇博之教授もこういう。「昭恵氏は行政の長である内閣総理大臣の夫人の立場で、民間の学校の名誉校長に決して就いてはならなかった。これから学校を作ろうとしている場合は、特に問題です。どうしたって設置者の森友側と一体化してしまい利益相反します。単なる名義貸しではないことは、(塚本)幼稚園で3回も講演していることからも明らかです。名実ともに森友側の人間として、官庁や自治体に政治力が発揮された」
松井一郎大阪府知事もきちんとした説明をすべきこというまでもない。<大阪市の学校法人『森友学園』への国有地売却問題を巡り、財務省の佐川宣寿理財局長は8日の衆院予算委員会で、籠池泰典・前学園理事長が公表した同省との交渉に関する録音データについて「(担当者に)確認させたところ、当日のやり取りを記録したものと思われる」と述べ、データは本物だとの認識を示した>(毎日新聞5月8日付)
安倍首相よ、もうここまで来たら、腹を据えて妻を説得し、証人喚問に応じさせるべきである。