きょう12日(2017年5月)の「ワンダふるさと」コーナーは長崎。ハウステンボスから始まって、長崎ちゃんぽん、島原のさつまいもの麺「ろくべえ」、壱岐の島の神社など次々に出てきたのだが、引っかかったのが不思議なネコの話だった。「尾曲がりネコ」って知ってましたか。
野良も飼いネコも8割がクルン
「長崎のネコはちょっと違うんです」という。さっそく路地でネコを探す。いたいた。見たところ、普通のネコだが、よく見ると尻尾が曲がっていないか。次のネコもやっぱり曲がっている。白いのも黒いのもブチもトラも、みんな尻尾が曲がっている。野良だけじゃなかった。
宇賀なつみキャスターは不思議そうにVTRを見ていたが、長崎のネコは8割がこの「尾曲がりネコ」なのだ。幸せを引っ掛ける尻尾というので、尾が曲がったネコのイラストがのし袋から路面電車にまでついている。幸運の象徴なのだという。
江戸時代にオランダ船が持ち込み?
どうして尻尾が曲がったのか。「長崎尾曲がりネコ学会」というのがあって、その高島茂夫さんが説明してくれた。江戸時代にオランダ船に乗ってきたネコが上陸し繁殖したと考えられるという。当時、外洋航海の船にはネズミ対策で必ずネコが乗せられた。日本へ来たオランダ船は東南アジアで尾曲がりネコを乗せてきたのだというのだ。
レントゲン写真で見てみると、尻尾の骨が変形していて、生まれつきであることがわかる。そこで、生まれたばかりの赤ちゃんネコを見ると、「ああ、曲がってる。生まれたばっかりで」とリポーターの島谷ひとみ。
ところが、スタジオで尾曲がりネコのお話はそれっきり。ネコ学会の説明ではいまひとつ納得がいかないんだけどなあ。