窓口で納付された税金3000万円を着服し、業務上横領の疑いで逮捕され滋賀県甲良町の元職員、小島崇靖容疑者(30)は、去年7月(2017年)にFNNのインタビューに「ばれちゃいましたね」「しめしめ感があった」「着服しやすかった」などと悪びれもせずに答えていた。
小島は京都の大学を卒業して役場の税務課に勤務し、住民から税金を受けとる窓口を担当していた。本人の話によると、3年前に受けとった現金を会計室にとどけるのを忘れ、どうしようかと考えながら使ってしまったが、誰にも気づかれなかったため着服の回数が増えていったという。
去年1月に発覚して懲戒免職となった。机の引き出しからは、現金とともに会計室に持っていくはずの納付書が大量に見つかった。
旅行、飲食の支払い、BMWやオーダースーツ購入
インタビューで着服総額を聞かれても、小島は「僕にもわからない。2000万円ぐらいにはなりそうなんじゃないですか」と他人事のように語っていた。犯行の動機について、「窓口で住民の文句を聞いていたが、そこまでのおカネ(給料)をもらっていなかった。着服しなかったら死んでますね」と、仕事の不満をもらした。
「ちょっとチェックが入ればわかることだ」とも話し、管理がズサンかと聞かれてうなずいていた。被害は両親が全額返済した。
田中良幸リポーター「逮捕容疑は44万円分で、余罪はこれからですが、よく2年も続けられたなという気がします」
小島は着服したカネを旅行や飲食の支払い、BMWなどの高級車やオーダースーツの購入に使っていた。
司会の小倉智昭「どんな気持ちでやっていたのかね」