警察相談専用電話を利用して
犯罪心理学が専門の出口保行・東京未来大学教授はこんな指摘をする。
「迷惑行為なのか犯罪行為なのかは一般的な国民は判断がつかない。私たちが知っておくべき知識は何かというと、全国共通の警察相談専用電話(『#9110』)がある。自分の周囲で困ったことが起きている場合、気軽に相談できる。警察も相手に対し指導、警告、説得するというところまで動くことができる」
司会の加藤浩次は「バーベキューの声がうるさいとなったら何もできなくなってしまう。普通の光景ですよね」と憤る。元東大教授のロバート・キャンベルは「もし精神疾患があるあら医療機関で継続的な治療をさせるなどしなければいけなかった」という。
もっとも不可解なのは男の父親の対応。おかしな息子を何も手を打たずに野放しにしていたのか。近隣住民も父親との接点を持たなかったのか。番組の取材からは見えてこなかった。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト