神戸市できのう7日(2017年5月)開かれた、阪神・淡路大震災を語り継ぐチャリティーイベント「カミングコウベ17」のコンサート会場で客席が大混乱した。出入口付近に人が殺到し、映像ではぎっしりあふれた人ごみから2階によじ登る人もいた。
キャスターの菊川怜「何が起きたのでしょうか」
SNSに寄せられた映像では、一部に集中した人たちが押しあいになったようにも見える。「押さないでください。こけてる」の声もまじった。ツイッターには「大事故につながりかねない」「マジ危なかった」「足があざだらけ」といった投稿もあった。
今年13回目の無料イベントで、毎年観客4万人以上が集まる。アーチスト100組以上が出演するが、バンドが替わるとファンも入れ替わるのに出入口は同じ場所に1カ所しかなかった。
6人が酸欠状態で救護室に
客からは「入ろうとした人と出ようとした人がグチャグチャになった」「柵が通路のまん中にあったが、入れ替え時間は1、2分なので、将棋倒しになった感じです」「柵がぶれたのが原因では。無料だからスタッフも少ない」「倒れた子供に2階から手が差し伸べられた」などの目撃談もある。運営側は、救護室に運ばれたのは酸欠状態の6人だけで、けが人はなかったとしている。混乱中もライブは中断しなかった。
岸本哲也リポーター「7、8000人が入る。運営側によると、興奮して2階によじ登る人が毎年いるので、やめるように呼びかけているそうです。警備スタッフも揃えているといっています」
司会の小倉智昭「無料でも警備をおろそかにするのはダメ。一方で、興奮してマナーを守らない人も出るかもわからないねえ」
梅津弥英子アナ「子どもを持ちあげている人の映像を見ると、何かしら危険なことがあったのじゃないかという気がします」
きちんと調べる必要がありそうだ。