「核実験を行うのか、ミサイルを発射するのか」
司会の小倉智昭がこう切り出した。きょう25日(2017年4月)は北朝鮮の人民軍創建85周年の節目だ。何らかの動きがあるか。「Xデー」への緊張が高まっている。
きのう24日午後、北朝鮮の中央報告大会で朴永植・人民武力省が「アメリカが武力に出れば、すぐさま反撃する」と改めて牽制し(朝鮮半島周辺に北上している米の原子力空母カール・ビンソンは)くず鉄同然だ」と切り捨てた。
これに対し、アメリカのトランプ大統領は「北朝鮮は世界にとって本物の脅威だ。さらなる強力な制裁を準備しなければならない」ときのう24日、これまで以上の強い言葉で圧力をかけた。安倍首相とも今月で3回目の電話会談し「北朝鮮に強く自制を求めていく」と両者で一致した。
これまでは正午までに実施
北朝鮮の過去の核実験は1回目の2006年が午前10時35分、その後も2回目が午前9時54分、3回目午前11時57分、4回目午前10時30分、そして16年の5回目も午前9時30分といずれも正午までに実施されている。
ニュースデスクの笠井信輔は「もし、きょうがXデ-なら、この放送中にも核実験の動きの一報が入る可能性がないとは言い切れません」と危惧する。
小倉「きょう、ありますか」
ゲストに出演した共同通信編集委員の磐村和哉氏は「私はあまり可能性がないと見ています。核実験かミサイルか、アメリカと中国の動きをみながら、最終的にどう判断するか注目されます」
ともかく、北朝鮮から目を離すことができない。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト