首相補佐官・今井尚哉の底意地悪さ!嫌いな記者いるとしゃべらず夜回りに嫌がらせ

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   <自民党執行部は21日、不倫報道をめぐり経済産業政務官を辞任した中川俊直衆院議員(46)=広島4区=を離党させる方針を固めた>(Asahi.com2017年4月21日11時29分)

   身から出た錆である。妻の妊娠中に不倫を働いた宮崎謙介元議員のように、議員辞職まで追い込まれるのではないか。がんで闘病中だという中川の妻がワイドショーの取材に答えていた。夫のいうことを信じるといってはいたが、痩せた肩が痛々しかった。

   フライデーは中川が愛人に「元カノ」といっていた前川恵衆院議員(41)を直撃している。中川と「深夜密会」していたのをフライデーされたときは、「不倫は事実無根!」と威勢よく答えていたのに、今回は<憔悴した様子でペコリと頭を下げ、クルマに乗り込んでいった>(フライデー)そうだ。人がいいだけの世襲議員に惚れたが因果というものだ。

   中川議員と違って、今井尚哉という首相補佐官はよほど底意地の悪い人間のようである。週刊ポストによれば、毎晩、今井の家の前には番記者が10人以上も集まるという。機嫌がいいと話すが、へそを曲げると何もしゃべらない。その今井が朝日新聞の番記者Sをとことん嫌ってしまったという。

   S記者は2015年9月に可決された安保法案を取材しており、可決後、安倍首相が祖父・岸信介と父・安倍晋太郎の墓参りをした際、安倍に「安保法案の成立を報告したのですか」と声をかけたそうだ。それを、今井は「無礼極まりない」と怒っていたという。そこへS記者が番記者として現れたから、Sを無視し続けたそうである。

   Sはそれでも腐らずに夜回りを続けていたが、今年1月、某新聞記者とテレビ局の記者に呼び出され、こういわれたという。君がいると今井さんが対応しくれないからもう来ないでくれ。その代わり、今井とのやり取りはメモで回すから。こんなポチ記者がいるから、今井程度にいいようにあしらわれてしまうのだ。

   その日以来、S記者は意気消沈して夜回りをしなくなり、朝日新聞の上司もこれを知って、4月に別の記者と交代させてしまったという。記者も朝日もだらしがない。記者の質問に答える説明責任を果たすのは役人や政治家どもの義務である。そうしないのがいたら、記者たちがそれぞれの紙面で告発し、読者に知らせるべきだ。安倍首相の支持率が下がらずヘラヘラしていられるのは、こういう府抜けた記者たちのおかげである。

   4月18日に赤坂の「津やま」で安倍首相をはじめ、小池都知事、二階幹事長、小泉元総理らが会食していたことが話題である。フライデーによれば、小池がつくる新党に小泉の息子の進次郎が応援に行かないよう、小泉に「忖度」してもらいに集まったのではないかと"忖度"している。

   いまさらオヤジのいうことなど、息子が聞くはずがないと私は思う。この「津やま」は私も何度か行ったことがある。以前にも書いたことがあると思うが、小泉が現職の総理の時、店の入り口の横に小泉人形が置いてあった。だが、しばらくして行くと人形がなくなっていた。主人に聞くと、店に来た客が帰りに人形をぶん殴るのだそうだ。度重なるので、可哀そうだから引っ込めたのだといった。今、安倍晋三人形を置けば、2日とたたずに壊されるだろう。試しに「津やま」へ行って置いてこようか。

「横浜傾きマンション」販売会社と建設業者いまだ賠償費用押し付けあい

   約1年半前に起きた横浜市都筑区の三井不動産レジデンシャルの分譲マンション「パークシティLaLa横浜」のマンション傾き"事件"を覚えておいでだろうか。2つの棟をつなぐ手すりがずれているという住民の指摘から始まり、三井側が調査すると、傾いた棟を支える杭のうち、安定した地盤の「支持層」に届いてないものが多数見つかったのだ。その後、杭打ちを担当した旭化成建材の担当者による虚偽データの使用が発覚するなどもあり、三井不動産側は全棟建て替えを表明したのである。

   昨年9月に住民集会をして、その後、引っ越しをして、この4月から建て替え工事が始まろうとしているところだった。三井不動産からは一戸当たりの慰謝料300万円が支払われた。そこに管理組合の理事長あてに旭化成建材から文書が届き、「マンションの調査をさせてください」というのだ。いまさら何をと住民たちはあきれ果てたという。それはそうだろう。

   なぜこういうことになったか。解体を含む工事費は約300億円、居住者の仮住居や引っ越し費用などで約100億円かかり、これをどこがどのくらいずつ負担するかで、売り主の三井不動産、施工した三井住友建設、旭化成建材がいまだに激しい「押し付け合い」を繰り広げているからだという。なかでも三井不動産側は、責任は三井住友建設、杭施工を行った日立ハイテクノロジーズおよび旭化成建設にあり、それらの会社に不法行為責任、瑕疵担保責任などを求償すると決算短信に書いているというのである。

   責任のなすりあい。そこで困った旭化成から先のような文言の文書が届いたのである。また、700世帯が近隣で引っ越し先を探したため、便乗値上げが始まり家賃が高騰してしまった。そのため、子供の学区内では住まいを見つけられず、行政と掛け合って、越境を認めさせるなど住民たちにも大きな苦労があったという。また、80代の独居男性は孤独死が心配され入居審査に落ち続けて、仕方なく地方へ身を寄せたという。

   売ってしまえばあとは知らない。無責任な販売、施工会社が多いのであろう。こうしたケースが今後どうなるか、追い続けてもらいたい。

サプリほとんど効かない?英国医師会誌も「明確な結果得られない」

   私もサプリを毎日いくつか飲んでいるが、週刊現代によるとその多くが「ほとんど効かない」そうである。いま最も売れているグルコサミンとコンドロイチンがある。武蔵国分寺公園クリニックの名郷直樹院長がこういっている。

   <「グルコサミン、コンドロイチンが軟骨の成分であることは事実ですが、サプリメントとして経口摂取しても軟骨は再生しません。グルコサミンやコンドロイチンは、糖やアミノ酸からできており、体内に入ると分解される。それが、再びグルコサミンやコンドロイチンに再合成され、膝の軟骨になるとは考えづらい。髪の毛の成分を飲んだからといって髪は生えないのと同じで、軟骨の成分を飲んだからといって、軟骨は再生されないのです」>

   2010年9月には英国医師会誌「BMJ」にも「グルコサミンやコンドロイチンが関節や股関節の痛みに効くという明確な結果は得られなかった」という研究報告書が掲載されたという。身もふたもないが、週刊現代は今売られているほとんどのサプリには効き目がないといっているのだ。マルチビタミン、ミネラル、鉄、プラセンタ、ウコン、クロレラ、コラーゲン、ローヤルゼリー、ことごとく有効性がなく、中には逆に副作用を起こすものもあるという。

   何のために高いサプリを飲むのか。今あるサプリを全部捨てようか。でも、もったいないから、これを飲み終わってからにしよう。

背筋が寒くなる「医者の誤診率30%」耳鳴りが脳腫瘍、切れ痔が大腸がん

   生後6か月の男児が蜂蜜を摂取したことで「乳児ボツリヌス症」を発症して死亡したが、レシピ検索・投稿サイトの最大手「クック・パッド」にそのレシピが掲載されていたため、SNSで非難の声が上がった。だが、週刊文春によると、いまだにクック・パッドにはそのレシピが消されずに載っており、そのほかにも「要注意メニュー」があると報じている。

   たとえば、「鶏ユッケ、鶏ハム、鶏わさ」なども、過熱が不十分だと鶏肉に含まれるカンピロバクターによる食中毒を起こす。「しめ鯖」が危険なことは私でもわかる。酢を薄めたりすると保存力が弱くなるからだ。「冷凍卵」も冷凍ではサルモネラ菌が死滅しない。やはり健康にいいという「酵素ジュース」も、きちんとした温度管理をしないと食中毒を引き起こすなどなど、専門家のチェックの入らないレシピをそのまま鵜のみにすると危険だというのは、その通りであろう。

   週刊ポストに焼鮭の皮、カニミソ、海老天のシッポ、リンゴの皮は「本当は食べないほうがいい」という特集がある。魚に含まれるオメガ3脂肪酸には血液をサラサラにする働きがあるが、過熱すると逆に血液を凝固させるという。カリッと焼かれた焼鮭の皮は私も好物だが、食べ過ぎに注意だそうだ。カニやロブスターなどの甲殻類の内臓などの柔らかな緑色の部分に発がん性のあるPCBが蓄積しやすいからカニミソも要注意。

   海老天のシッポはキチン質という動物性食物繊維でできていて、酸に溶けにくい。消化機能が低下している高齢者は消化不良を起こす可能性ありだそうだ。リンゴの皮には農薬が付着していて水洗いでは落ちない。2日目のカレーは味が馴染んでおいしいというが、常温保存では食中毒を起こす危険があるという。

   だが、体調がおかしいと医者に駆け込んでも、週刊ポストによると「日本の医療は誤診が3割」もあるというのだから、何を信じていいのやら。神経内科の権威の沖中重雄東大名誉教授は退官する最終講義で、「私の誤診率は14・2%だ」といった。また、世界的な医学専門誌は04年にフランスの医師らがICUで死亡した人々の解剖結果についての論文を掲載し、そこで「生前診断の約30%は誤診だった」と書いたという。

   名医や医療先進国でも誤診率は多いのだから、日本ではもっと多いに違いない。「医師は見誤る」。そう思っていたほうがいいというのだ。アレルギー性鼻炎と診断されたのに乳頭腫だった。耳鳴りが脳腫瘍。切れ痔が大腸がんという例は数知れず。誤診されるのを防ぐには、医者を変える勇気を持てと週刊ポストはいう。

ラグビー五郎丸ちょっぴり可哀そうな「海外出戻り」日本代表に復帰できるか?

   フライデーの張りネタを紹介しておこう。漫才コンビ「トータルテンボス」の大村朋宏(42)が、ファンの一般女性と不倫をしていたというのだ。大村は既婚者。2人の関係がバレそうになって、大村は彼女に罵詈雑言を浴びせたという。そこで彼女は「私はただの『いつでもヤレるファンの一人』」と気づく。フライデーに直撃された大村は、妻にも愛人にも「謝るしかないですね」。謝ってすむなら弁護士はいらない。

   週刊新潮は任期半ばで突然退任した「ローソン」の玉塚元一会長(54)が、M資金(MはGHQのマーカット少将の頭文字。進駐軍が日銀などから押収した金品といわれる)に関わっていたのではないかと報じている。やり手で派手なパフォーマンス好きの玉塚会長だったが、ライバルのファミリーマートがユニーと経営統合したことで業界2位の座から滑り落ちてしまった。三菱商事が玉塚のやり方に不満を持ったため、辞めざるを得なくなったと週刊新潮は書いている。

   その玉塚転落の裏にM資金なるものが関わっていたのではないかというのだが、読んでみてもよくわからない。まあ、M資金がらみの話は時々出てくるが、M資金自体があるのかないのかわからない代物だから、仕方ないのだろう。玉塚は資金を出してくれるという話があったこと、自分が確約書にサインしたことは認めているが、眉唾だと思い手を引いたし、今回の会長退任とこの話は関係ないと、週刊新潮に伝言を寄せている。

   同じ週刊新潮に懐かしい五郎丸の近況が載っている。ラグビーW杯で大活躍し、知名度を大幅アップした五郎丸だが、オーストラリアのチームに行ったが目が出ず、今度はフランスの「TOP14」というプロリーグへ移った。ヤマハ時代の年棒は約2000万円。それが世界最高額の約1億9000万円になり、成績次第では2年目の契約も更新されるという好条件だった。期待は大きかったが、言葉の壁もあったのか、フランスでの出場試合はわずか5回。チームの会長からも「W杯の素晴らしさとは別人のよう」と酷評され、今年6月の退団は決定的だそうだ。

   古巣ヤマハに戻っても、日本代表になれるかどうかと彼への評価は厳しいようだ。国民的アイドルになった五郎丸の帰還を少年少女たちはどう迎えるのだろうか。ちょっぴり可哀そうだが。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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